まるで懐石料理! 「アルマーニ / リストランテ」で楽しむ夏のひと時、うなぎや〇〇風カプレーゼetc...

  • 文:Pen編集部
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繊細で細やかな「カッペリーニ」。福岡県産のカラフルトマトが彩りを添える。オリーブオイルと魚介出汁のソースが、さっぱりとした日本の涼を演出。※TRADIZIONE LUNCHのみの提供。

「アルマーニ / リストランテ」が夏季限定メニューの提供を開始した。エグゼクティブシェフ、ブルノ・昼間が就任してから初めてとなる夏のシーズナルメニューは、日本の食材と陽光きらめくイタリアのエッセンスが調和している。

日本にルーツに持ち、エグゼクティブシェフ就任前から足繁く日本各地の生産者のもとに通ってきたブルノは、こだわりと敬意を持って日本の食材を選定。独自のイタリア料理へと昇華させてきた。そんな彼が今回フォーカスした産地は、福岡県。イタリア料理には欠かせない食材のトマトを主役に、「カプレーゼ」や「カッペリーニ・アル・ポモドーロ」 などの料理を再解釈した。

コースでは、フルーツトマトをはじめとする野菜や魚介類など、福岡県産の彩豊かな食材を取り入れた、イタリアのエッセンスを感じる華やかな料理が並ぶ。

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OMAKASEコースの「前菜4種」。写真中央のミニタルトは、福岡県産の枝豆を使用。細かく砕いた枝豆の上に、枝豆とコンソメベースのジュレを添えて涼やかに。(OMAKASEコースで提供。仕入れ状況により内容が変更となる場合あり ※以下同)
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茶碗蒸しを彷彿とさせる器に入った「カプレーゼ」。エスプーマ状にしたカプレーゼチーズの下には、マリネしたチェリートマトとイタリア産セミドライトマトが。シチリア産のE.V.オリーブオイルがそれぞれのトマトの旨味を引き立てる。
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イタリア伝統のスカペーチェソースでモダンにアレンジした「UNAGI」は、数⽇間のドライエイジングで旨味を凝縮したうなぎを使用。丁寧に蒸し焼きにした後炭焼きにすることで、外がカリッと、中はふっくら。食感とともにジューシーな味わいが堪能できる。
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デザートは、ナポリ伝統の焼き菓子「ババ」に福岡県産の酒粕と桃を組み合わせた独創的なデザートだ。酒粕が桃の甘みにまろやかさをプラス。

注目すべきは、味覚、視覚ともに楽しめる涼やかで軽やかなメニューの数々。まるで懐石料理のような華やかな印象を与えつつも、しっかり日本の文化に根付いた料理のアイデアが光る。

前菜は、枝豆や海苔など、日本の夏の定番のおつまみを彷彿とさせるような食材が主役。また、メインにも、夏の風物詩うなぎを取り入れているのが素晴らしい。単に日本の食材を使うのではない。食材とメニューの組み合わせから、ブルノの深い日本文化への理解が感じられる。

そのほか、「カプレーゼ」「カッペリーニ」など、涼しげで軽やかなテクスチャーに仕上がっており、どれも夏バテ気味の身体にも優しく寄り添ってくれる。

ちなみに今回の夏コースに加え、ブルノが日本各地の生産者を巡る旅や、コラボレーションイベント「4hands dinner」 は今後も続く予定だ。日本の食材の新たな魅力を存分に感じる、アルマーニ / リストランテの夏メニュー。心身ともに夏バテの人には特にお薦めだ。

アルマーニ / リストランテ

東京都中央区銀座5-5-4 アルマーニ / 銀座タワー 10階・11階
TEL:03-6274-7005
www.armani.com