上のシューズは最近入手したHOKA(ホカ)「ボンダイ SR」の現物。
サイズ26mcメンズです。
箱から出してすぐ撮った新品。
スニーカーを入手するたび「記事にするかも」と、ひとまず撮影することにしてます。
結果、お蔵入りなときもあり。
今回ボンダイ SRを載せてるってことは……皆さんにお見せしたいシューズってことです。
満足度100点ではないですけども。
そのあたりもこれからお話していきましょう。
Pen Online内のこのブログ「コラムニスト」によく載せてるスニーカーはすべて、数時間から1日以上試し履きしたものばかり。
スニーカーって、部屋でちょっと足を入れたくらいでは良し悪しを判断できないアイテムじゃないですか。
「期待したけど長く歩いたら疲れた」なんてのはよくあること。
皆さんのご参考になるためには、「履いて歩かないと!」と思っているワケです。
今回のボンダイ SRも、都会のアスファルト道路をバタバタと歩き階段を昇り降りしてみました。
山走りでなく街履き用にデザインされたタウンシューズですから、これだけのテストで出来栄えを語って問題ないのです。
それではごく私的な感想レポートをお届けしましょう。
「ボンダイ(BONDAI)」とはHOKAの一番人気シリーズの名称。
もっともクッション力が高いモデルとされています。
ホカの外部PR担当さんにボンダイの評判を聞いたところ、
「HOKAの店のスタッフが、トレラン初心者に最初にオススメするのがボンダイ。売上面でも、もっとも大きな比重を占めているようです」
とのこと。
本格スポーツ市場向けの最新ボンダイは、なんと9までバージョンアップしてます。
そのボンダイを街向け仕様にアレンジしたのがボンダイ SR。
初登場は2020年です。
定番としてその後も販売が継続。
なお「SR」が何の略称なのかはまったくわからず。
こんどHOKA関係者にお会いしたら聞いておきます。
(情報テキトーですみません)
このモデルの主な特徴は3つ。
1. アッパーが撥水加工されたリアルレザー。
2. アウトソールが耐油性のある路面グリップタイプ。
3. ロゴが目立たず服に合わせやすいルックス。
生活のさまざまな場に対応するシューズ。
雨の日も基本OKだと思います。
水に浸かるような土砂降りだと、アッパーとタンの隙間や縫い目から水が侵入すると予想されますが。
時計でいう「日常生活防水」みたいなものでしょう。
アウトソールも都会の道路歩きが重視された仕様です。
公式アナウンスによると「濡れた路面で滑りにくい」そう。
さてルックスですが、ここは好みがわかれそうですね。
ダッドシューズみたいで楽しい、と思うか、野暮ったいと思うか。
わたしはむろん肯定派で、「ハード過ぎず丸っこいタクティカル(コンバット)シューズ」と位置づけてます。
警察の特殊部隊や軍のユニフォームのような。
カーゴパンツなどと組ませる男っぽい服装を狙ってます。
厚底は一時期よりは街で人気が落ち着いた印象があるものの、まだまだ現役が続くと予想してます。
ホカの厚底は山を走るために開発された機能。
実用性が高いシューズが街から消えていくとは考えにくいです。
さてそれでは、しばらく歩いてみた実感はいかに!?
結論。
まぁまぁ、です w
いやいや!これは比べちゃう対象の問題でして。
わたしはこの、ふわふわなクッション性にまだ馴染めてないのです。
というのも、歩きやすさでの最近のヘビロテはこの2足 ↓
アシックス「GT-2160」。
サロモン「XT-WHISPER」。
どちらも2,000年代(Y2K)復刻系ランニングシューズ(サロモンはトレラン用)。
ヒール周辺を固くホールドしてアーチを支え、足の横ブレを防ぎ前に踏み出させる構造。
軽量で軽快で、一日中疲れずに過ごせます。
一方でボンダイ SRは、全体がふかふかで、インソールもミッドソールもふわっふわ。
ただし反発力をあまり感じず、足が勝手に前へ進むような推進力は少ない印象です。
(わたしの感覚では)
そーですね……ファッションシューズでもたまにスポーツシューズ並に歩きやすいものがあるじゃないですか。
それを仮に「快適ファッションシューズ」と呼ぶなら、
Y2Kランニングシューズ>ボンダイ SR>快適ファッションシューズ
といったところ。
20年前の本格ランニングシューズには及ばないけど、街歩きスニーカーとしては過不足ない感じ。
ボンダイ SRのほうがランシューより日常生活が快適な人もいるでしょう。
さてそれでは、雨の日は?
ボンダイ SRの圧勝です。
まだ実地テストしていないものの容易に予想できます。
アシックスGT-2160の出番はなし。
水が入りやすいメッシュだし、清潔な白を汚したくないし。
サロモンXT-WHISPERは小雨なら問題ないですが(実体験による)、やはりメッシュアッパーは不安。
ボンダイ SRはいつ雨が降るかわからない梅雨時期にも役立つはず。
さて皆さんはこのシューズにどのような印象を抱きましたか?
立ち仕事に最強、みたいな声をネットで見かけました。
レビューには、油の床に強くアッパーも撥水だから中華料理店の仕事で履いてるなんて声も。
足元が汚れる現場でこれ履くなんて贅沢すぎる!
ボンダイ SRが気になる人は梅雨のいま入手するのも、サンダルが増える暑い夏が過ぎて秋の気配を感じたときに再び思い起こすのもいいでしょう。
定番ですから慌てずに、お近くの店で試してみては?

ファッションレポーター/フォトグラファー
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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