「犬が放置されている」保護団体が現場に着くと…ヒョウ柄に!?毛を染められた母犬と子犬たちに「里親になりたい!」との声

  • 文:Rikako Takahashi
Share:
shutterstock_2408116343.jpg
アメリカン・ピット・ブル・テリア photo:shutter stock/ Kenkenkaden※写真はイメージです。

米アリゾナ州で、「鎖に繋がれたまま放置された犬がいる」と通報を受け、動物保護団体が出動した。現場にいたのは、カラフルなヒョウ柄に毛を染められた母犬だった。団体のSNS投稿に反響が寄せられている。

---fadeinPager---

9匹の子犬と共に、炎天下で放置

複数の現地メディアによると5月29日、同州フェニックスの動物保護団体「アリゾナ・ヒューメイン・ソサエティ(AHS)」に通報が入った。炎天下で、犬の親子が鎖に繋がれ、水も与えられず放置されているという。

団体が救助に向かうと、5歳のアメリカン・ピット・ブル・テリアと9匹の子犬が暑さに耐えていた。その日は気温33度を超えており、コンクリートの地面近くの温度は56度にまで達していたという。

救急獣医師とスタッフの目を引いたのは、母親の毛並み。カラフルなヒョウ柄に染められていた。

「いつ、どのように柄を入れられたのか不明ですが、現場の状態から、助けを必要としているのは明確でした」と、同団体のジョー・カサドス氏はニューズウィーク誌に語った。

飼い主は「もう世話をできない」と、団体に親子を譲渡した。

団体は、施設に犬たちを連れ帰り、処置を施した。命に別状はないが、母犬は体重が足りておらず「カロリー摂取が必要」だという。

---fadeinPager---

「施設にヒョウがやってきた!?」

団体は母犬を「レインボー・ブライト」と命名。子犬たちはまとめて「スプライト」と呼ばれている。

「施設にヒョウがやってきた!?」と題し、団体はTikTokに犬たちの様子を投稿した。痩せてはいるが、スタッフにしっぽを振って嬉しそうなレインボーが映っている。

投稿には「毛を染めるのってすごく手間とお金がかかるのに、捨てるってどいういうことなんだろう」「もしかして盗まれたのでは」「救ってくれてありがとう」「里親になりたい!」などコメントが寄せられている。

団体は6月中旬、レインボー・プライドとスプライトたちのその後についてInsragramに投稿。スプライトたちが元気いっぱいレインボーのお乳に吸い付いている。団体は、犬たちの「里親の元に旅立つ準備が整った」と添えた。

一連の動画は、TikTokとInstagram合わせて90万回近く再生されている。レインボー親子が幸せな“終のすみか”を見つける日は近そうだ。

---fadeinPager---

---fadeinPager---

@azhumanesociety Our Field Team had quite a colorful surprise last week!🌈👀 Meet Rainbow Brite, a 5-year-old Pitbull mix with leopard spots! She may have a playful appearance, but her rescue story is serious. This sweet pup was tethered on a short leash outside with her 9 pups in the scorching sun with no water. Thankfully, the whole family is safe now, but her story is just one example of hundreds we will see this summer as the extreme heat impacts our community's most vulnerable pets. Rainbow Brite and Her 9 Sprites are looking for a Foster Hero! Be a part of a brighter future for this adorable family by signing up at azhumane.org/foster. #leopard #leoparddog #rescuedog #tethereddog #mutternity #pregnantdog #cutedog ♬ Acoustic Guitar Stroll - Dow Brain

---fadeinPager---