
クラセアスールが新たなテキーラ「クラセアスール・テキーラ・ブランコ・アウマード」を、6月18日に世界同時に発売した。最大の特徴はブランド初となるスモーキーな風味のテキーラだ。ハリスコ州ロス・アルトスで育てられたブルーアガベ100%を使用し、伝統的なピットオーブンに薪と火山岩を積み重ねて、3〜4日かけてじっくり加熱。テキーラづくりの原点とも言える「ピットオーブン製法」を採用している。
この加熱法は、昔ながらのメスカルの製法にも通じる“自然の火入れ”を活かしたもの。アガベの芯の甘みと香りを最大限に引き出すとともに、薪や火山岩、アガベの繊維などの煙で燻すことで、スモーキーさが加味された。

「クラセアスール・テキーラ・ブランコ・アウマード」のデキャンタのキャップは銅製の蒸留器をモチーフにデザインされている。
伝統的な加熱工程に対して、最先端の技術と職人の知恵が注ぎ込まれているのが、発酵や蒸留の工程だ。蒸留は特別に設計されたオリジナルの銅製の蒸留器で2回にわけて丁寧に行い、発酵には自社開発の酵母を使用。熟成はなく、手間ひまかけたクラフトマンシップによって、至極のテキーラは完成する。
アイコニックなデキャンタのデザイン

そして、クラセアスールと言えば、忘れてはならないのがアイコニックなデキャンタだ。メキシコの職人によって一点一点手作業で丁寧に仕上げられ、テキーラづくりのクラフト精神とメキシコ文化の融合を体現している。
「クラセアスール・テキーラ・ブランコ・アウマード」のデキャンタは、同ブランドの中でも特徴的な、このテキーラの製法を想起させる。表面は吹きガラスのようなゆらぎがあり、ピットオーブンでアガベを火入れする際に立ち上る煙のゆらめき、スモーキーな香りを視覚的に表現している。

「クラセアスール・テキーラ・ブランコ・アウマード」のデキャンタのベース部分は、火山岩の質感を表現している。
一番下のベース部分には、火山岩の質感を再現した黒いセラミック素材を使用。伝統的な加熱工程を支える自然の力を象徴。上部のキャップと中央のエンブレムは褐色で、これは蒸留に使用される銅製スチル(蒸留器)へのオマージュであり、製造工程で欠かせない“火”そのものの存在を色で表している。
創業者が語る、テキーラへの想い
今回の「クラセアスール・テキーラ・ブランコ・アウマード」の発売に際し、クラセアスール創業者のアルトゥーロ・ロメリが来日。ブランドやテキーラへの想いを話してくれた。

28年前に自宅の台所でクラセアスールを創業したと話すアルトゥーロ。現在はおよそ100カ国でテキーラとメスカルを販売するほど事業を拡大している。
「未経験の状態からテキーラづくりを始めました。当初はブランドをつくろうとしたわけではありませんでしたが、細かいところにも注意を払い、クラフトマンシップにこだわりながら、トライ&エラーを繰り返すうちに、ここまで辿り着くことができました。いまではこの仕事を天命のように感じています」
クラセアスールの強みは、テキーラの原料となるアガベの栽培からはじまり、製造工程、流通工程まですべて自社でやっていること。
「テキーラやメスカルを通して、世界中のみなさまにメキシコの文化を伝えていくことに価値を感じています。そして、日々の活動によって社員全員がよい人間に成長することを目指しています」

「クラセアスール・テキーラ・ブランコ・アウマード」の発売を記念して京都で行われたパーティ。「WORLD KYOTO」でのアフターパーティの様子。
まろやかで口当たりがよく、華やかでありながら、スモーキーな味わいの「クラセアスール・テキーラ・ブランコ・アウマード」。口に含んだ瞬間に芳香が広がり、ココロもカラダも火照るような感覚を味わえる。ふわふわとした心地よさに包まれながら、至福の時間を過ごしたい。
クラセアスール