「痩せた頬、ぼんやりとした目……」ジャスティン・ビーバーの“変わり果てた姿”にファンの不安が広がる

  • 文:さかいもゆる
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Shutterstock ※画像はイメージです

ここ数ヶ月、インスタグラムに情緒不安定な投稿を繰り返しているジャスティン・ビーバー。痩せこけた無精髭を生やした姿で大麻を吸うセルフィーをシェアしたこともあるジャスティンが、目の焦点が合わないボヤけた白黒セルフィーに「取引のある関係に疲れた。私が愛されるために何かをしなければならないなら、それは愛ではありません」という、何とも意味深なキャプションをつけて投稿。

ジャスティンは6月に入ってから、同じような、誰に向けたものなのかわからない非難のメッセージを連投している。

「他の人間に何かに値すると言うことは、他人の子供を育てるようなものだ。誰かがすべきこと、すべきでないことを誰かに伝えるなんて、あなたには関係のないこと。それはあなたの場所ではありません。私たちが何に値するかを決めるのは神なのです」

「『忠誠』はことばの操作だ。忠誠心は仕事であり、義務です。それは自由意志ではありません。愛は義務ではありません。愛は喜びです。 忠誠心を使ってあなたの周りの人々をあなた自身の恐怖から遠ざけようとするのはやめてください、それは私たちを傷つけます。マフィアのメンバーは忠誠心を使って人々をギャングに留めておく。この操作的な言葉を永続させないようにしましょう。愛は忠誠心に勝つ、永遠に」

などなど、支離滅裂にも思えるメッセージの数々に、ファンたちからは心配する声が上がっている。しかしその声すらもジャスティンをイラつかせているようで、Xでミームとなった、「グランパ」と名乗るSNSユーザーが「ジャスティン・ビーバーのことが心配だ。ジャスティンの人生にはたくさんの傷つく出来事があるけれど、私たちみんなが着いている」と誰かに向けて書いたメッセージに対して敏感に反応。インスタグラムで「自分のことを心配してなよ、グランマ」とコメントしていた。

これに対して他のファンたちからは「私たちもグランパだよ、みんなね」、「助けを求めてください」、「見ていてとても辛くて悲しい。彼が明らかに苦労しているのに、なぜ彼の周りの人々は彼を助けないのですか。彼は全くはっきりしておらず、傷ついています」と次々にコメントが。中には「彼はブリトニー2.0。私たちはこんなものを見たくない。お願いだから助けを求めて」、「ジャスティン、セラピーに行ってよ」と懇願するものも。

別の日には、アップの写真に「あなたは私の欠点を非難することができます。もしくは、あなたは自分の欠点に目を向けることもできます、ビッ●」とキャプションを添えてシェア。

米TMZのドキュメンタリーによれば、ジャスティンはキャリアによって10億ドル以上稼いだのに、2022年に無一文になったという。その理由は、3年前にワールドツアーをキャンセルしたことでスポンサーに借金を負ったこと。この「ジャスティス・ワールド・ツアー」は南米、アジア、オーストラリア、ニュージーランド、欧州を周り、2023年3月まで70公演を行う予定だったが、ツアーの最中にジャスティンがラムゼイ・ハント症候群を患ってることを告白し、ツアーは中止に。このツアーを無事決行していればジャスティンには9000万ドル以上の大金が転がり込むはずだった。現在ジャスティンは、元マネージメント担当のスクーター・ブラウンに800万ドルの借金があるとも報じられている。

その後2023年1月に、ジャスティンは自身が所有する音楽著作権を、イギリスの音楽特化型ファンド「ヒプノシス・ソング・マネジメント」に約260億円以上で売却して話題になっている。この取引により、デビューアルバムから2021年12月31日までにリリースした全291曲の音楽出版権や、原盤権から生じるロイヤリティ、著作隣接権はすべてジャスティンの手から離れた。これらは借金を返済するために行われたものだったのだろうか。

さらにTMZのスタッフによれば、ジャスティンは妻ヘイリーとの結婚生活により、メンタルヘルスを病み、荒れているという。「彼の結婚生活はここ数年で深刻な問題を抱えています。ヘイリーはある時点で、母親に『もうこれ以上は無理』と伝えたと言います」と証言。

今年4月には米『ハリウッド・レポーター』誌が、ジャスティンのアパレルブランド「Yummy」の元同僚の「ジャスティンは人生の迷子になっている」という証言を紹介。「彼は負けた。彼にノーと言える人がいないので、誰も彼を守ってくれない。もしジャスティンにノーと言うと、吹き飛ばされる」。十代にして成功し、彼の名声やお金目当てに寄って来る人たちによって裸の王様状態になっているということか。

先日はL.A.で開催された、シザとケンドリック・ラマーのグランド・ナショナル・ツアーの公演にサプライズで登場。シザとのコラボソング、『Snooze』をデュエットして観客を沸かせていたジャスティン。

歌手として素晴らしい才能を持つジャスティン。いつか心身ともに元気になって、また新しい歌を聴かせて欲しいと、心から願って止まない。

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