壮大な自然に身を委ねて走る、トレイルランニングの旅へ【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】『ランニング・ワイルド 世界至極のトレイル16章』

  • 文:瀧 晴巳(フリーライター)
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【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】
『ランニング・ワイルド 世界至極のトレイル16章』

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ジュリー&サイモン・フリーマン 著 小野寺 愛 訳 青土社 ¥5,280

街の中の舗装された道路を走るロードランニングに対して、トレイルランニングは林道や登山道など起伏に富んだ道を走るアウトドアスポーツ。この本では世界で最も美しい16のコースを現地情報に精通したトレイルランナーたちが臨場感たっぷりに案内する。アルプスの高地や北極圏の雪原、砂漠や深い森をくぐり抜け、谷を渡る。息をのむほどの絶景の地は険しい難所でもある。それでもランニングシューズを携え、自分の限界に挑戦する時、忘れかけていた冒険という言葉が蘇るはず。豊富な写真も魅力的な愛蔵版。

※この記事はPen 2025年7月号より再編集した記事です。