TikTokに51万人を超えるフォロワーを持つ自称ボディビルダーのインフルエンサーが、自慢の巨大な二の腕を失う危機に瀕している。彼は上腕を肥大化させるためにオイルを注射していたのだが、それが健康問題を引き起こし、片腕の上腕二頭筋を切除することになったのだ。この男性の苦境を、英デイリースターが報じている。
オイルで肥大化した二の腕
SNSのインフルエンサーの中には、映える肉体を作るために「なぜそんなことを？」と思うようなことをしている人たちがいる。「ロシアのポパイ」「バズーカ・アームズ」と呼ばれるキリル・テレシンさんもその一人で、彼は自分の二の腕に自家製のシンソール（筋肉などを大きくする効果を持つオイル）を自ら注入し、アニメキャラクターのポパイのような筋肉を作り上げた。
キリルさんはボディビルダーを自称してはいるが、その肉体は二の腕だけがそれこそマンガのように肥大化して際立っており、全体的には非常にアンバランスだ。また、二の腕の皮膚が一部赤く腫れているようにも見える。彼のSNSアカウントには多くのフォロワーがいるが、精神状態を疑うような動画も目につき、コメント欄は彼の健康を気遣うファンと状況を面白がる荒らしが混在するような状況になっている。
健康リスクが顕在化し…
6月4日、キリルさんは自身のInstagramに病院らしき場所で撮影した画像をアップした。画像には「上腕二頭筋を除去する手術」というコメントがつけられており、画像をみると、キリルさんの片腕には血のにじんだ包帯が巻かれている。
報道によると、どうやら注入したオイルが詰まり、筋肉が一部壊死してしまったらしい。キリルさんは昨年10月にも上腕二頭筋を手術し、壊死した筋肉を除去し、注入したオイルを排出する処置を受けている。今回はそれを上腕二頭筋で行っているようで、手術後に配信した動画で「一度の手術ではすべて切除しきれなかった」と説明している。
キリルさんが行っていたオイル注入は感染症や脳卒中のリスクを高めるなどの危険性があり、医師も「すぐにではないが、将来的に切断しなければならなくなる可能性が高い」と警告していた。また、キリルさんの母親も危ない肉体改造をやめるように説得していたが、本人は聞く耳を持たなかった。
手術後もキリルさんは動画の投稿を続けている。腕には包帯が巻かれているが、手術前と比べるとほっそりしたように見える。心あるフォロワーらは「早く良くなりますように」「あなたは正しい決断をした」とキリルさんの回復を願っているが、それが本人に伝わっているかは定かでない。
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手術前の異様に膨れた二の腕
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「上腕二頭筋を切除する」と伝える投稿
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手術後の画像
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手術後の動画 一度の手術ではすべてを除去できなかったと話している
@officialbazookahands As you know from past videos I had surgery on my left biceps. 70 percent was removed, the arm will be opened 2 times to remove the rest, because it was not possible to remove everything at once (there were risks). The operation was very complicated, not every doctor was ready to take it on. After full recovery, I will tell you what will happen to me. I do not know how it will affect my life in the future. But I think that everything will be fine, because in this world everything has always been decided by the question of price, no matter how it sounds.
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