【Penが選んだ、今月の音楽】耳にほどけるメロディーと多幸感、若きポップ・マエストロによる初フル・アルバム『バックフリップス・イン・ア・レストラン』

  • 文:山澤健治(エディター)
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【Penが選んだ、今月の音楽】
『バックフリップス・イン・ア・レストラン』

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グレンペレス インパートメント IPM-8147 ¥2,970

『チェット・ベイカー・リイマジンド』でも持ち前の魅力と実力を披露した、Z世代のポップ・マエストロによる初フル・アルバム。18歳だった2020年に Spotify に公開したデモトラックで注目を集め、その後も着実に人気を拡大し続けたこのフィリピン系オーストラリア人SSWの魅力は、懐かしさと新しさが同居する人懐っこいメロディーと多幸感たっぷりなポップサウンド。ソウルやヒップホップのエッセンスを取り入れながら、ジャズやボサノヴァの優雅な響きも併せ持つ、極上のベッドルーム・ポップに笑顔が広がる。

※この記事はPen 2025年7月号より再編集した記事です。