プーチン大統領の「秘密の息子」写真がついに流出? その生活はまるで皇帝一家のようだと話題に

  • 文:宮田華子
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TOP.jpg@Firstpost – Youtubeのキャプチャ画像

ロシア大統領ウラジーミル・プーチン(72歳)の極秘の私生活に新たな光が当てられた。反体制系のテレグラムチャンネル「VChK-OGPU」が、プーチン大統領の「秘密の息子」とされる10歳の少年イワン・ウラジミロヴィチ・プーチンの写真を公開したのだ。

母親は、長年恋人と噂されるアテネ五輪金メダリストで元新体操選手アリーナ・カバエワ(42歳)と言われ、カバエワとプーチンの間には、少なくとも2人息子がいるようだ。

父と母.jpgDaily Star  & @Firstpost – Youtubeのキャプチャ画像

公開されたイワン君(と思われる人物)の写真は2枚。その両方に、金髪で端正な顔立ちの少年が写っている。報道によれば、彼は「ロシアで最も秘密主義的で、最も孤独な少年」と呼ばれ、日々を家庭教師や警備員と共に過ごし、一般の子供と接触することはほとんどないという。

2枚.jpg黒いシャツ姿と、ロシアの伝統衣装を着た姿の2枚の写真。@Firstpost – Youtubeのキャプチャ画像

プーチン大統領には、公式には元妻リュドミラ・オチェレトナヤ(67歳)との間に成人した2人の娘、マリア・ヴォロンツォワ(40歳)とカテリーナ・チホノワ(38歳)がいるが、それ以外の家族については一切認めてこなかった。今回の写真に写る少年についても、公式な確認はない。

プーチンの元妻リュドミラ・オチェレトナヤ。

アリーナ・カバエワはロシア国内で「プーチンの愛人」として長年噂されてきた人物で、前述のとおり2004年アテネ五輪では新体操団体で金メダルを獲得しており、国民的スターである。だが彼女もまた、プーチンとの関係を明かしたことは一度もない。過去にはテレビ番組で「理想の男性と出会った」と答えるなど、意味深な発言をしていたものの、その正体には触れなかった。

イワン君の横に、カバエワの姿もある。

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広大な森の中で皇帝一家のような生活

英紙などの報道によれば、イワン君は2015年にスイスのルガーノで生まれた。現在は、2019年春にモスクワで生まれた弟のウラジーミル・ジュニア(6歳)と共に、モスクワ北西のノヴゴロド州に位置するヴァルダイ国立公園内の大統領公邸で、厳重な警護下に暮らしている。教育は家庭教師によって公邸内で行われ、外部との接触は最小限にとどめられているという。まるで帝政ロシア時代の皇帝一家のような生活だ。

昨年、調査報道機関「ドシエ・センター」が、プーチンとカバエワの間に少なくとも2人の子供がいると報じていたが、その実像は不明のままだった。今回の写真公開により、その憶測が「事実である可能性」が示唆されることとなった。

プーチンには、もう1人娘がいるとされている。実業家のスヴェトラーナ・クリヴォノギフ(50歳)との間に生まれたエリザヴェータ・クリヴォノギフ(通称:ルイザ・ロゾヴァ、おそらく22歳)。彼女はフランス・パリに在住している。

プーチンは自身のプライバシーを頑なに公開しない人物であり、「自分の私生活への干渉を許さない」と明言している。その背景には、政治的立場を超えて私生活を徹底的に制御する姿勢があると言われている。

写真の真偽についてクレムリンは沈黙を保っている。しかし、ロシア指導者の最も秘匿された一面が、今回の写真流失を皮切りに、世界に晒されつつあるのかもしれない。

【次ページ:動画で確認】プーチン「秘密の息子」について報じるニュース映像

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