
米フロリダ州で水道管の内部を点検中、ワニがくつろいでいる姿が目撃された。都市伝説の「下水道のワニ」を彷彿とさせる出来事に、地元当局がFacebookに投稿したワニの動画は大きな話題となっている。米FOXなど、複数メディアが報じている。
点検ロボットの前に現れたワニ
ワニの姿が目撃されたのは、米フロリダ州オビエドの雨水管の中だ。今年5月14日、水道管の保守点検を請け負う業者がカメラ付き検査ロボットを使って雨水管の中を定期検査していたところ、体長およそ1.5メートルのワニがカメラの前に現れた。
ワニは雨水管の水たまりに身を浸し、くつろいでいるようにも見えた。近づいてきたロボットを警戒したのか、ワニは雨水管の奥の方へと歩いて行く。ロボットが後をついて行くと、ワニは時々振り返りながらもさらに進んでいった。
このときの映像が、オビエドの公式Facebookアカウントに投稿されている。5月15日に投稿された4分半の動画にはこの遭遇の一部始終が収められており、最後は水面から頭だけ出して、カメラをじっと見つめるワニの姿で動画は終わる。
アメリカには、ニューヨークの下水管に大きなワニが住み着いているという有名な都市伝説がある。そのような背景もあるのだろうか、場所はニューヨークではなくフロリダであるが、この動画は1万5000回以上再生されて話題となった。コメント欄にはワニに親しみを込めて「ベイビー」と呼ぶ人や、「そこは涼しくて気持ちいいのだろう」と想像する人などが現れた。下水道に住む忍者ミュータント・タートルズになぞらえて「次は忍者ワニだ」という人もいた。
フロリダ州はワニの生息地として有名な地域で、過去にも地下の水道管でワニが目撃されたことがあるという。投稿者コメントにも『数年前に見たワニと同じかどうかは定かではありませんが、見ているだけでも楽しいよ!』と書かれている。コメントにはアリゲーターが雨水管の中に閉じ込められているのではないかと心配する声もあったが、当局の説明によると、雨水管は広く大きいのでワニでも出たり入ったりが可能だという。
なお、このときの検査の結果は良好で『水漏れはありません』とのことだ。
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【動画】雨水管の中のアリゲーター
@fox13tampabay 'PIPE PUPPY' 🐊 An alligator was found "chilling" in an Ovideo stormwater pipe while workers were performing a maintenance check last week. Click the link in our bio to read more. #news #fox13news #florida #alligator ♬ original sound - FOX 13 News Tampa Bay
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地元水道局のFacebook投稿