フリッツ・ハンセンのさまざまな家具に触れながら、食事でもデンマークを感じられる「フリッツ・ハンセン × ニコライ バーグマン ノム」が期間限定オープン!

  • 写真・文:石川博也
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「フリッツ・ハンセン × ニコライ バーグマン ノム」の店内

家具ブランドのフリッツ・ハンセンと、フラワーアーティストのニコライ・バーグマンが手がける「ニコライ バーグマン ノム」とのコラボレーションカフェ「フリッツ・ハンセン × ニコライ バーグマン ノム」が、7月13日(日)までの期間限定でオープン。

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ヤコブセンのスワンチェア(手前)とビャルケ・インゲルスを擁するデザインユニットKiBiSiによりデザインされたVIA57™(奥)。傍に置かれているのはクリスチャン・デルが手がけたカイザー・イデル フロアランプだ。

通常「ニコライ バーグマン ノム」の店内は、アルネ・ヤコブセンがデザインしたフリッツ・ハンセンのドロップと呼ばれる黒いチェアで統一され、全体的にシックな雰囲気にまとまっている。

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色鮮やかなセブンチェアが並ぶテーブル席。

それが今回の「フリッツ・ハンセン × ニコライ バーグマン ノム」では一転。同じくヤコブセンによるスワンチェアやセブンチェア、ハイメ・アジョンが手がけたフレッドなど、色や形がバラエティに富んだチェアと、それに合わせた高さやデザインがさまざまなテーブル、さらには存在感たっぷりの照明が店内を華やかに彩っている。もちろんすべてフリッツ・ハンセンの製品だ。

また、同ブランドが推進するチェア循環型プログラムによって回収されたユーズドのチェアも再利用され、「フリッツ・ハンセン × ニコライ バーグマン ノム」の世界観に奥行きをもたらしている。

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天気の良い日はテラス席も心地よい。

屋外のテラスも同様に、アンダース・へジランドとラース・へジランドによるセランディア アームチェアや、ヒューゴ・パッソスのバンコ ベンチなどフリッツ・ハンセンの木製のチェアやテーブルが配置され、東京に居ながらにして北欧らしい雰囲気が楽しめる。

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フラワーアーティストのニコライ・バーグマン

ニコライ・バーグマンは「フリッツ・ハンセン × ニコライ バーグマン ノム」のインテリアについてこう話す。

「これまでカフェの内装は花を引き立たせるためにモノトーンでまとめてきましたが、今回はさまざまな色の家具が置かれているので、すごくカラフル。ここにいるだけで楽しい気分になりますね」

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厨房スペースの照明には、ヨー・ハーマボーがデザインしたフリッツ・ハンセンのオリエント ペンダントを使用。 

「フリッツ・ハンセン × ニコライ バーグマン ノム」の魅力は、気分が華やぐインテリアだけではない。フードやドリンクも今回のために作られた特別メニューが用意されている。いずれもデンマークの伝統的なメニューをモダンにアレンジしたもの。というのも、実はフリッツ・ハンセンとニコライ・バーグマンは、ともにデンマーク生まれなのだ。

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ノム オリジナルホットドッグ 各¥1,100

例えば、デンマークでポピュラーなホットドッグ。「フリッツ・ハンセン × ニコライ バーグマン ノム」ではモダンにアレンジし、サワードウブレッドの自家製のバンズに、ジューシーなポークソーセージをはさみ、ビーツのピクルスやフライドオニオンをトッピング。

ソースはマスタードマヨネーズにサワークリームとピクルスを加えた「レムラードソース」と、スパイスが刺激的な「ハリッサマヨネーズ」の2種類から選択できる。しつこさがなく何度でも食べたくなるヘルシーな味わいだ。

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カミカツビール 各¥1,100

「デンマーク人にとってホットドッグは、日本人でいえば、ラーメンに似ています。しっかりお腹を満たしたい時はもちろん、飲んだあとにも食べたくなるんです」とニコライ。

これからの季節はノム オリジナルホットドッグとクラフトビール(カミカツビール)のセット(¥2,090)もぜひオススメしたい。

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ルバーブソースとカスタードのデニッシュケーキ ¥770

デンマークで愛されている伝統菓子「カルトフルケーケ」をアップデートした「ルバーブソースとカスタードのデニッシュケーキ」は、甘さ控えめな大人のデザート。シュー生地はしっとりさっくりで、上にのった甘酸っぱいルバーブソースが味わいのアクセントになっている。

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ブラックレモネード ¥880

ローズマリーやタイムなどの香り豊かなハーブを使った自家製のレモネードに、オーガニックの竹炭パウダーを加えたブラックレモネードは、すっきりした味わいとクールな見た目が印象的。竹炭にはミネラルもたっぷり含まれているので、リフレッシュしたい時や気分転換をしたい時にぴったりのドリンクだ。

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ニコライが特にお気に入りのチェアだと話す、ハイメ・アジョンのフレッド。

もともとフリッツ・ハンセンのファンで、自宅でも同ブランドの家具を数多く使用するニコライ。その魅力はタイムレスなデザインにあると話す。

「50年以上前に作られた家具が今でも販売されていることが物語るように、シンプルで飽きのこないデザインが、フリッツ・ハンセンの家具の魅力だと感じます。今回の“フリッツ・ハンセン × ニコライ バーグマン ノム”では、実際にフリッツ・ハンセンのチェアとテーブルを使ってフードやドリンクを楽しむことができます。ぜひ気になる場所に座って、自由な時間を過ごしてもらえたら嬉しいです」

知っているようで意外と知らないデンマーク。フリッツ・ハンセンとニコライ バーグマン、さらにはフードやドリンクメニューを通して、その魅力を体感してみたい。

フリッツ・ハンセン × ニコライ バーグマン ノム

開催期間:〜7月13日(日)

住所:東京都港区南青山5-7-2

電話:03-5464-0824

営業時間:10時〜19時

定休日:無休※7月7日(月)は休業

https://www.nicolaibergmann.com/magazine/nomu-cafe/fritzhansen-nomu/