
プレミアムバーボンウイスキー、ワイルドターキーの「マスターズキープ」より、ブランド史上最長の熟成年数を誇るライウイスキー「ワイルドターキー マスターズキープ トライアンフ」が発表された。10年という歳月を経て完成されたこの1本は、2025年5月27日より数量限定で販売される。
ワイルドターキー蒸溜所では従来よりライウイスキーをラインアップに据えてきたが、「トライアンフ」は、その深化を象徴する位置づけとなる。マスターディスティラーを務めるエディー・ラッセルの息子、ブルースがアソシエイトブレンダーとして加わった体制の中で、ライへの継続的な探求が実を結んだ。
香りはバニラやクレームブリュレ、リンゴ、洋ナシ、ナツメグが折り重なる。味わいは、ハチミツとクローブの立ち上がりから、ダークチョコレートとデーツ、スパイスへと展開。余韻は穏やかでウッディだ。アルコール度数は52%。ストレートやオン・ザ・ロックでじっくりと楽しみたい。
「マスターズキープ」はワイルドターキーのラインアップの中でも最上級に位置づけられるシリーズ。スモールバッチ、数量限定でテーマごとに生産され、過去には、伝説のバーボンと呼ばれる味を復活させた「リバイバル」(2018年)や「アンフォーガットン」(23年)などのボトルが並ぶ。「トライアンフ」は、これらに続く新たな節目として、ライウイスキーにおける熟成の可能性を提示する。
いま注目を集めるライの魅力が、ここにひとつの到達点を迎えた。
ワイルドターキー