届いた、届きましたよ!
待ち望んだキャンバスシューズ、コンバース「ジャックパーセル 1935」が!!
全国の一般発売が7月、東京・白金台のセレクトショップ「ビオトープ」での先行発売が5月17日(土)。
発売記念イベントが16日(金)夜で、その前日の15日(木)に届きました。
いち早く送っていただいたコンバースジャパンさんに感謝。
半年近く前の展示会でオーダーしたときは「7月発売時期のお渡し」と言われていましたから。
予想外のサプライズでした。
さっそく16日のイベントに履いて行くことに。
一番の理由は街をガシガシと歩いて、早く履き心地をテストしたかったからなのですが。
ジャックパーセル 1935は90年の歴史あるジャックパーセルの味わいを活かしつつ、機能をアップデートした高級ライン。
「これまでのローテクシューズにない革新的な履き心地」とコンバースジャパンが語るほど快適になった自信作。
その出来栄えを自身の足で確かめたかったのです。
スペックなどの詳細情報は、記事末にリンクを貼ったPen Onlineのニュース記事でご覧くださいませ。↓
「新定番ジャックパーセル 1935、進化した履き心地でキャンバススニーカーを未来に導く」
なおイベントの様子、ジャックパーセル 1935の他モデル、昔のビンテージもこの記事後半に掲載しています。
ぜひ最後までスクロールしてチェックなさってくださいませ。
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ジャックパーセルの名を再定義するリブランディングの第一弾となる今回では、2型がリリースされました。
ひとつはベーシックな外羽根式で、もうひとつは往年のデッキシューズのような内羽根式。
シューズ用語での「羽根」とは、羽根の形をした靴紐部分の左右のパーツのこと。
甲の上に乗る一般的なスニーカーが外羽根式で、中央が閉じて甲と一体化したのが内羽根式です。
ここに写真掲載しているのは内羽根式モデル。
商品名は「JACK PURCELL 1935 CIRCULARVAMP」。
わたしは見た瞬間に「これだっ」と決めてオーダー 。
端正な佇まいを新鮮に感じたからです。
ネイビーとグレーが用意されたなかで、選んだ色はグレー。
ネイビーだとアメトラの印象になりやすく、モノトーン中心の現代的な服装と相性がいいグレーにしました。
なおネイビーだけは5月26日(月)より、全国で一般発売されます。
グレーの一般発売は7月予定。
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内羽式で気をつけるべきは、店で見たそのままの印象では履けないところ。
上の写真は靴紐を結び実際に履いたときの様子です。
右側の中央が広がったものが、わたしが足を入れたときの形の再現。
明らかに左側のほうが美しいですよね……。
でもこのように履くためには、かなり大きめサイズの紐を絞って履くしかなく。
ヒールや爪先がダボダボしてると、せっかくの歩きやすい機能が無駄になってしまいます。
縦寸もめちゃくちゃ長くなりますしね。
シューズの制作側も履き口が広がることを前提にデザインしていると思います。
中央が閉じた形で履けるのは、よほど足が細く甲が低い人(女性ならイケるかも)に限られるでしょう。
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内貼りが部分的にリアルレザーなのが、同モデルの大きな特徴。
タンの裏側もレザー貼りです。
より足に馴染みやすいシューズに進化しています。
ただし前足部分の内貼りはキャンバス。
理由をコンバースジャパンの担当さんに尋ねたら、
「通気性確保のため」
とのお答えでした。
納得しましたが、足幅がやたら広いわたしは足入れ初日に小指が当たって痛くなりました。
この点は昔のキャンバススニーカーとあまり変わらないようです。
履き続けて馴染むかは、今後の歩きテストで結論が出ます。
わたしと同様の不安がある人は、サイズアップも視野に入れましょう。
クッション性、反発力はさすがによくできてます!
内部にシャンクを搭載したからか、歩き続けたときの安定性(横ブレのなさ)も良好な印象。
同じく歩きやすさを改良して2月に新登場した、1970年代復刻「オールスター LGCY(レガシー)」より上かもしれません。
ただし足が感じる感触はやはりローテクな布製スニーカー。
現代のハイテクなランニング系などと比べるのは酷でしょうが、これほど快適に履けるならキャンバスの出番が増えそう。
派手な見た目のスポーツシューズからこれに変えると、服装がすっきり品よくなります。
おすすめコーデは流行の服、例えば太いワイドパンツやダボッとしたシャツを着ること。
服までベーシックなトラッド系にすると、足元が馴染みすぎて昔の人に見られてしまう懸念があります(とくに中高年男性の場合)。
服にエッジを効かせると、全身のお洒落度がほどよく整いそうです。
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「ビオトープ」でのポップアップショップ
ビオトープでの先行ポップアップイベントの様子です。
すべてのキャンバスモデルがビオトープだけで特別に先行販売されています。
東京に加えて、大阪や福岡でも開催中。
ジャックパーセルの基本形はこの外羽根式です。
黒が男性の一番の売れ筋だそう。
女性には白の評判がいいらしく。
わたしも次に入手するなら白ですね。
外羽根式の黒は年食った男(わたしですが)が履くとカジュアルすぎて違和感すごいんですよ。
オールスター LGCYを店頭購入したとき黒も履いてみましたが、鏡を見た瞬間「これはない……」と速攻で断念しました。
どうにも「ガキくさい」見た目になりまして。
結果、白をゲット。
若い頃はOKだったコンバースの黒も、貫禄ついた顔には馴染まないものなんですね。
あ、いえ、イケオジさんなら問題ないと思います!
わたしの意見はひとつのご参考までに。
靴紐を黒に変えればカジュアル感薄れますし、自分流にアレンジする手もあります。
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これは内羽根式のネイビー。
夏のマリンっぽさはネイビーのほうがグレーより上かも。
イベントでは今回の元になった初期の貴重なアーカイブも展示されました。
この夜限定だったかもしれません。
皆さんがビオトープに行ったとき店頭に置かれてなかったらすみません。
“ロープロファイル”(薄底)スニーカーの人気が高まりレトロシューズへの注目度も上がってきたなかで、今回のジャックパーセルの再出発は絶妙なタイミングでしょう。
価格は16,500円。
現在のシューズ相場でこの質のよさを考えると値ごろではないでしょうか。
長らくキャンバススニーカーから離れていた人も、きっと新鮮な感覚で愉しめるはず!

ファッションレポーター/フォトグラファー
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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