通行人に自分の上を歩かせ…“人間カーペット”を続ける男性のに非難続々「気持ち悪すぎる」

  • 文:Pen編集部
Share:

 

shutterstock_1395148247.jpg
Shutterstock-simon jhuan ※写真はイメージです

ニューヨーク・マンハッタンの路上で、通行人がカーペットを踏んだ瞬間、「オウッ」という声がーーー。あるアメリカ人男性が行っている「人間カーペット」というパフォーマンスが、SNSで拡散。「気持ち悪すぎる」「これって犯罪では?」とう声が殺到している。

問題のパフォーマンスを行っていたのは、ケヴィン・カーペットと名乗るストリートパフォーマー。彼は「人間カーペット」という自らをカーペットに包み、公共の場に横たわって通行人に自分の上を歩かせるという行為を続けている。本人は「アート」と主張しているが、SNSでは「性的な目的では?」「フェティシズムにしか見えない」といった声もあり、倫理面での議論を呼んでいる。

話題となった動画は、ある女性TikTokerが撮影したもの。通行人がカーペットの上を通った瞬間、中から「オウッ」という声が聞こえ、周囲の人々が戸惑う様子が投稿されていた。撮影者は、「中に人がいると誰も知らない。それは“同意なき接触”ではないか」と懸念を表明。そして、「万が一転倒すれば危険だし、性的意図があるとすればさらに問題」とも語っている。

---fadeinPager---

40年続く“伝説の男”にレディー・ガガも言及

実は、ケヴィンはこのパフォーマンスを1980年代から行っているそう。ニューヨークのクラブカルチャーでは、長年にわたりパーティー会場やイベントで同様のパフォーマンスを続けてきたという。

2008年には、歌手のレディー・ガガがインタビューで彼に言及。「カーペットの上にくるまった男の上で皆が踊っていた」と語り、彼の存在がアンダーグラウンド文化で“伝説”視されていたことを明かしている。

ネット上では賛否があるものの、本人は「禅である」と主張

動画はSNS上で350万回以上再生されており、「公共の場でやるべきではない」「これは開示のないフェティシズムでは」といった否定的な意見が多くを占める一方で、「10年ぶりに見た」「昔クイーンズのクラブで見かけた」と、彼の存在を懐かしむ声も見られる。

2022年の『The Cut』誌のインタビューでケヴィン本人は「これは性的な行為ではない。自分の内面と向き合うためのものだ」と説明。

「僕は興奮しない。上を歩く人の気配を感じながら、声を聞き、自分が人間であることすら忘れていく。それが目的なんだ」と語っている。

---fadeinPager---


【動画】話題となった人間カーペット。