アリゲーターvsクロコダイルの噛みつき合いの“過激すぎる戦い”が国立公園で撮影される‥日光浴の場所巡って

  • 文:吉井いつき
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米フロリダ州でアリゲーターとクロコダイルが戦う珍しい光景が目撃された。米FOXなど複数メディアがこの興味深いを取り上げた。

アリゲーターvsクロコダイル


B級映画のタイトルのような戦いが目撃されたのは、今年3月19日のことだった。米フロリダ州南端のエバーグレーズ国立公園のシャークバレー展望タワー近くの歩道で、アリゲーター属のアメリカアリゲーター(ミシシッピワニ)とクロコダイル属のアメリカワニがケンカを始めたのだ。


南フロリダは野生のアリゲーターとクロコダイルの両方を見ることができる世界唯一の場所だという。口の先が丸く、お腹を地面にくっつけて歩いている方がアリゲーターで、口先が尖っており、お腹を地面につけずに歩いている方がクロコダイルだ。どちらのワニも人を襲うことは稀だというが、フロリダでは1948年以降にワニに噛まれた人はおよそ450人、うち30人が死亡しているという。


その時の動画が撮影され、SNSでも話題になっている。動画を見ると、二匹は駐輪場のすぐそばに現れたようだ。お互いに口を大きく開け、シューシューと威嚇し合いながら歩道を歩き回り、隙をみては相手の頭に噛みつく。よく見ると、噛みつかれた場所からは血が出ていることがわかる。周囲の人々は息を飲んでその様子を見守っているようで、攻撃が繰り出されるたびに感嘆の声が聞こえてくる。

勝負の行方は…


目撃者によると、二匹は日光浴をする場所を巡って争っていたらしい。そして激戦の末、勝利を収めたのはクロコダイルだった。アリゲーターは負けを認めると水の中へと姿を消し、勝ったクロコダイルは日光浴に最適な場所を確保したということだ。


ところで英語圏には、"See you later, Alligator!"(さようなら)"In a while, Crocodile!"(またね)という、子供向けの歌や絵本に出てくる有名な言葉遊びがある。今回の動画にぴったりということで、SNS上の動画のコメントでは「すごい」「怖い」といった感想よりも、この二つのフレーズが飛び交っていた。

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アリゲーターvsクロコダイルの戦いの様子

@fox35newsorlando ALLIGATOR vs. CROCODILE! 🐊 A Florida battle over a tanning spot in the Everglades. #Florida #wildlife #alligators #crocodiles ♬ original sound - FOX 35 Orlando