激ヤセで話題の大食いYouTuber、余った皮膚を切除する大手術へ 再び注目集まる

  • 文:吉井いつき
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食事しながら大食いするモクバンの配信で人気になったニコカド・アボカドさん(本名ニコラス・ペリー)は、2022年、一夜にして激痩せして世界に衝撃を与えたインフルエンサーだ。その彼が、最近激痩せの後始末ともいえるような手術を受けたと公表し、またしても話題になっている。英デイリーメールほか、複数メディアが取り上げた。

社会実験で大バズり


ニコカドさんは10年ほど前からYouTubeでモクバン動画を配信しており、現在チャンネル登録者462万人、TikTokのフォロワー490万人という大人気のインフルエンサーだ。数年にわたる大食いの結果、ニコカドさんの体重は113kgも増えてファンを心配させていたが、2024年9月、自身の30歳の誕生日の直後、突如激痩せして登場した。体重を186kgから72kgまで落としたというその姿はファンを驚愕させた。


「30歳になるまでは食べ物を詰め込んで可能な限り太って、30歳になったら秘密の減量計画を実行して、インターネットに衝撃を与えようと自分に言い聞かせたんだ」と語るニコカドさん。彼はこれを社会実験と呼び、動画を撮り溜めて投稿を続けつつ、その裏で大幅な減量に成功した。なお、その方法については口を閉ざしている。この実験は大成功し、動画はなんと5050万回以上再生された。

痩せたのはいいけれど…


太っていた時は睡眠時無呼吸症候群や呼吸障害、動悸などに悩まされていたというニコカドさんであるが、大減量に成功した後、今度は別の問題に直面した。大幅な減量によって、7kg以上の余分な皮膚がたるんだ状態で残ってしまったのだ。


「普通の服も着られなくて、部分的に膨らんでしまうんだ。一番の問題はお腹だった。皮膚がたるんでいて、ズボンの中に押し込まなければならなかった」とニコカドさんはその時の苦労を語った。乳首の周りや脇の下、脚の皮膚もたるんでいて、運動するたびに揺れて痛みがあったという。


ニコカドさんはたるんだ皮膚を切除する手術を受けることを検討し始めた。まずは顔のリフト手術を受け、それに耐えられないならそれ以上の手術を受けるつもりはなかったという。しかし、フェイスリフトはとても簡単だったので、彼は全身の手術を受けることを決意した。


昨年12月から今年1月にかけて、手術は8回にも及んだ。首のリフト、ボディリフト、ふともものリフト、背中の脂肪吸引、乳首引き締めなどを受け、傷が開くのを防ぐため、2週間車椅子で過ごさなければならなかった。また、手術後は麻酔の副作用でひどい便秘にも襲われ、「便秘は本当にひどかった。正直、これ以上に辛いことは考えられない」とまで言っている。


手術は負担が重く、跡もうっすらと残ってしまう。最近の動画からは、以前よく出演していた夫の姿が消えており、「社会実験」には多くの困難があったことが窺われる。それでも彼はこの実験について「価値があった」と答え、もう一回やり直しても良いとまで言い切っている。


「リスクは覚悟の上だったけれど、とても楽しかった。人を笑わせるのが好きなんだ」とニコカドさんは語る。「私はただ、芝居が生き甲斐なんだ。そして、人生最大の大役をやり遂げたんだ」と今は大きな結果に満足しているようだ。

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減量前の様子。

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