
海外ではタトゥーは当たり前とはよく言われるものの、それが顔中、身体中に広がっているとなるとやはり話は違うようだ。「イギリスで最もタトゥーを入れた男」として有名な男性が、日常生活を送る中での難しさについて吐露し、話題になっている。英ミラー紙が取り上げた。
インクの国の王、ボディアートの王、過激なインク信奉者
「イギリスで最もタトゥーを入れた男」こと、King Of Ink Land King Body Art The Extreme Ink-Ite(インクの国の王、ボディアートの王、過激なインク信奉者)さん(45歳)。とても長いが公的に認められた本名で(イギリスでは改名が容易だといい、彼は三度名前を変えている)、この名前で運転免許証やパスポートも取得している。なお通称はボディーアートだという。
ボディーアートさんは、これまでに1600時間以上かけて全身の90%以上にタトゥーを入れていることで知られる。顔から手足までそのほとんどがタトゥーに埋め尽くされ、眼球すらも黒く、舌も二股に分かれ、額には第三の目のようなインプラントを入れている。2016年には36人の彫り師から同時にタトゥーを入れてもらうという挑戦を成し遂げて世界記録を作ったことでも知られる。
「一言声をかけてくれればいいのに」
その彼が最近、日常生活を送る中で起こる試練について語った。全身にタトゥーを入れたことに後悔はないというが、地元バーミンガムにいるときや海外旅行に行くときに、しばしば問題が起こるのだという。
よくトラブルになるのは、バスや電車など公共交通機関に利用するときだという。「私の隣が空いていても、私を見た後に座るのをやめるんです」とボディーアートさんは語る。勝手に写真を撮る人も多いそうで、そんな時は異議を唱えるというが、時に激しい口論になってしまうという。「写真を撮りたいなら声をかけてくれればいいのに」と対応の難しさを滲ませる。
もう一つ、問題が起きやすいのは海外旅行時だという。家族に会いにオーストラリアに行ったときは空港の入国審査で止められ、SNSや連絡先まで全て見せるよう求められたという。シドニーでは「ギャングではない」と証明しないと入れないビルもあったそうだ。また、別の時にはパスポートの写真とその時の顔が少し違っていたため、危うく乗り継ぎ便に乗り遅れそうになったこともある。
ボディーアートさんは、セキュリティの問題については仕方ないとも考えている。ただ、日常生活の中で無礼な振る舞いをしてくる人々についてはうんざりしているようだ。ボディーアートさんは、「私は皆をリスペクトしているから、他の人に迷惑をかけたりしない。だから他の人々も私にそうしてくれればいい。これが一番大事なことだ」と語った。
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ボディーアートさん。
@bodyarrt the time I was on the train wirh #american #comedia #comedian #rubywax and she recorded a little #qanda #question session about my appearance proud to be different #alternative #eyes #tattoos #inked #bodyart #art #bodymods #body #bodymodification #lifestyle #different #nonconforming #nonconformist #mystrangeaddiction #ink ♬ original sound - Bart
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新たなタトゥーを入れているところ
@bodyarrt 1st session started on this today and many more will follow ! what about you ? #tat #fyp #ink #tatouage #inktober #fy #inked #tats ♬ Leave Me Alone - Michael Jackson