
2月3日、米マイアミ港から一隻のクルーズ船が出航した。ツアー名は「ビッグヌードボート2025」。その名の通り、ヌーディスト向けのクルーズツアーである。
大人気のヌーディストクルーズツアー
ビッグヌードボードは、Bare Necessities Tour & Travel社が主催する毎年恒例のクルーズツアーだ。全裸での行動を好むヌーディスト向けのツアーで、ツアー中は船のプールやアウトドアダイニングなどを全裸で楽しむことができるほか、寄港地のプライベートビーチでも全裸で過ごすことができるという。
今年のビッグヌードボートは2月3日から14日までの11日間のツアーだ。マイアミから出発した船はプエルトリコ、ドミニカ、セントルシアなどの島々を巡って現地を観光したりヌーディストビーチを楽しんだりして、マイアミへと戻る。
クルーズ船内にはプールにカジノ、スパなどのリラクゼーション施設、日本食を含む複数のレストランやカフェ、バーなどが24時間営業している。ツアー中、船内ではさまざまなイベントが行われ、海上でも飽きることはないだろう。
屋外プールやラウンジなどは全裸で利用可能だが、不適切な接触は禁止されているほか、衛生のために座る時は座面にタオルを敷くことがルールとなっている。また、屋内レストランを利用する際は衣服を着なければならないそうだ。
気になる旅行代金は、客室のランクに応じて一人2000ドル(約30万円)から32,155ドル(約500万円)。豪華なクルーズ船でカリブ海観光と全裸の開放感を楽しめるビッグヌードボートは非常に人気があるようで、毎年のように大勢のヌーディストが参加している。
ヌーディストばかりの船内は?
気になるのはツアー中の船内の様子だ。米ニューヨークポスト紙の記事に、過去の乗客の証言が紹介されているが、全裸だらけの空間は見た目にはそれほど魅力的ではないようだ。「クルーズは食べたり横になったりするのが好きな人向け」で「年齢が高い人が多い」といい、「魅力的なのは20%ほどで、20%は普通、60%は魅力的ではなかった」そうだ。
また記事のコメント欄には、「(ビッグヌードボートで)見ることになるのは、裸を見たいと思うような人々ではない」「最も裸になりたがるのは、私たちが裸を見たいとは思わないような人々だ」といった冷静なコメントが並んでいた。
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過去のビッグヌードボートの画像。
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