人魚がチョウザメに噛まれた!? 中国の水族館で撮影された戦慄の瞬間

  • 文:Rikako Takahashi
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Ari Wid/shutter stock※画像はイメージです

中国雲南省にある水族館では、マーメイドショーが定期開催されている。パフォーマーが人魚姿で大きな水槽に入るのだが、まさかのアクシデントが発生。観客の肝を冷やす瞬間がSNSで拡散された。

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チョウザメが人魚をガブリ

ロシア出身のパフォーマー、マリア・ゼレニナさん(22)は、マーシャという名で中国を拠点に活動している。複数の報道によると1月28日、マリアさんはメコン川流域淡水魚をテーマとする水族館「シーサンパンナ原始森林公園」で、マーメイドショーに出演した。

人魚の尾ひれを履いたマリアさんが、大きな水槽に入り、観客の目の前で泳いで見せる。ゴーグルはつけているが、酸素ボンベなどは背負っていない。

巨大な魚がマリアさんの周りを通過していく。アクリルガラス越しに手を振るマリアさん。次の瞬間、大きなチョウザメがマリアさんの頭部に噛みついた。

観客が撮影した映像を見ると、マリアさんの頭は一瞬すっぽりとチョウザメの口に収まっている。

マリアさんはすぐにチョウザメをふりほどき、浮上した。

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「何が起きたかわからなかった」

米ピープル誌の取材に対し、マリアさんは噛まれた瞬間は「何が起きたかわからなかった」と語る。

マリアさんは、負傷して青くなった左目を公開。「まだ目が痛くて水に入れない」ものの、回復したら復帰すると話した。

衝撃の瞬間をとらえた動画は、SNSで拡散された。「マリアさんは上司によって無理やりショーに戻された」という憶測も飛び交ったが、本人は「すぐ病院に連れて行ってもらった」と否定している。

「(チョウザメの襲撃は)もちろん予想外でした。びっくりしましたが、人生にはいろいろなことが起こります。ユーモアを持って対処しないと」

「ジョークのような出来事だったと捉えています。魚は怖くありません」

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マリア・ゼレニナさんが襲われる様子。シーサンパンナ原始森林公園にて。

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噛まれた所が赤く腫れあがっている。本人曰く「何が起きたかわからなかった」と語っている。