
カナダに住む1匹の犬が、そのユニークな外見でSNSを賑わせている。鼻先が大きく曲がり、“ゆがんだ顔”を持つミックス犬の「ブロディ」。彼の姿は「ピカソの芸術作品」と評され、InstagramとTikTokで150万人以上のフォロワーを魅了している。顔が右に大きく曲がり、綺麗な目が特徴のブロディ。彼は2019年、カナダの保護施設「オールド・マクドナルド犬舎」で生まれた。
People誌によると、彼は生後2週間に、当時まだ10カ月の若い母犬に頭を噛まれてしまい、それが原因でブロディの顔は右に大きく歪み、片目の視力を失うことになってしまったという。
「母犬はまだ若く、野良生活をしていたためストレスを抱えていたのでしょう。ブロディが無事に成長するかどうか、施設のスタッフたちはとても心配していました」と、現在の飼い主であるアマンダ・リヒターさんは語っている。
彼の人生を変えた「運命の出会い」
ブロディの運命が大きく変わったのは、アマンダさんがFacebookで彼の写真を見た瞬間だった。「一目で恋に落ちたんです」と語る彼女は、すぐに保護施設を訪れたという。
「『この犬に会いに行かなくちゃ』という衝動に駆られ、ブロディに会いに行きました。そして彼と対面した瞬間、一緒に家に帰ることを決めました。その日のうちに新しい生活が始まりました」とPeople誌に語っている。
新しい飼い主と家族になったブロディは、愛情に包まれた生活をスタート。アマンダさんはその日常をSNSで発信し始めた。すると、彼のユニークな外見と愛らしい性格が瞬く間に注目を集め、「ピカソの絵画を体現したような犬」として話題に。今ではアマンダ・セイフライドやレオナ・ルイスといったセレブたちも彼のフォロワーに名を連ねている。ブロディの人気の理由は、彼の外見だけではない。その生き方そのものが、多くの人々を励ましているという。
「ブロディは生きることに全力で、見た目なんて全く気にしていないんです」
「彼は、人々に『不完全でもいい』というメッセージを伝えています。見た目が違っていても、まだ成長できるし、幸せになれる。彼の存在が、多くの人に希望を与えているんです」とアマンダさんは続けた。
フォロワーからは「彼を見ると元気をもらえる」「不完全だからこそ美しい」というコメントが寄せられた。アマンダさんはブロディについて下記のようにコメントしている。
「世界中から愛されていて、典型的な外見の犬ではないけれど、人々は彼を美しいと思っています」
「ブロディは生きることにとても熱心で、どんな姿をしていても気にしません。「不完全であってもいいし、見た目が違っていてもいい。あなたはまだ成長できるのだから」
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