1898年の創業以来、トラベルギアの革新を続けてきたリモワ。そのDNAに、コンテンポラリーファッションの異端児リック・オウエンスの美学が交わる。両者のコラボレーションによって誕生した「RIMOWA×RICK OWENS ORIGINAL CABIN BRONZE」は、世界で500個だけ製造される特別なキャビンケースだ。

本作の最大の特徴は、アルミニウムボディに施された手作業による特殊な顔料塗装プロセスにある。これにより、500個それぞれが唯一無二の表情を見せる。ブロンズ調の仕上がりからは、ジャコメッティやブランクーシ、リチャード・セラの彫刻作品を想起させる芸術性が漂う。内装では、リック・オウエンス初となるレザーインテリアで統一を図った。ライニングからフレックスディバイダーまで、すべてをレザーで構築するという徹底ぶりだ。さらに、イタリアで製造されたリアルヘアリーカーフの「ラゲッジタグ」も付属し、自然な毛足を活かしたデザインが触覚的な要素をプロダクトに加えていく。
「私には多くは必要ありません。しかし、その必要最低限なものは、できるだけ超自然的であってほしいのです」とリック・オウエンス。この言葉は、ミニマルでありながら強烈な個性を放つ本作の本質を言い当てている。両ブランドのCEOであるユーグ・ボネ・マザンベールも、「プロダクション面での限界を再構築し、クリエイティビティとクラフツマンシップの最高レベルを実現した」と自信を見せる。
容量35L、重量5.3kgの本作は、サイズこそコンパクトながら、アルミニウムとレザーが織りなす重厚な存在感を放つ。経年変化による風合いの深まりも、デザインの一部として計算されている。価格は551,100円(税込)で、1月30日(木)よりRIMOWA.com、RIMOWA ストア 表参道、RIMOWA ストア 心斎橋、RICK OWENS STORE TOKYOにて発売開始となる。
モビリティとラグジュアリーの境界を押し広げてきたリモワと、既存の価値観に挑戦し続けるリック・オウエンス。異なるバックグラウンドを持つ両者が出合うことで、ラゲージの新たな可能性が切り拓かれた。
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