
フランスでは「ワインと女は熟したほどいい」という言葉があると聞くけれど。その言葉を体現するかのように、フランスには60歳を過ぎてなおセクシーで魅力的な女優が多く存在する。彼女たちの存在は、年齢の定義すら変えてくれそうだ。Netflixのヒットドラマ『エミリー、パリへ行く』で世界的な人気を博した、61歳のフィリピーヌ・ルロア=ボリューもそのひとり。
去年のパリ・ファッションウィークではサンローランのフロントロウに、ミッドナイトブルーのシースルーのドレスを着て登場。仏ELLE誌の表紙も飾り、見事なスタイルと美貌を披露した。
シワは悪とばかりに無闇にボトックスやフィラー注入を推奨する風潮がある世の中で、シワがあったって美しくいられることを教えてくれる彼女の存在は貴重だ。
ほかにも、現在60歳のジュリエット・ビノシュや69歳のイザベル・アジャーニ、年齢を超越したフランス女優の最高峰、イザベル・ユペール(71歳)などなど。艶やかな彼女たちの姿は、60代以上の女性に対する認識を変えてくれる。
英The Economist誌によれば、フランスでは25歳から34歳の24%が美容整形の施術を受けたことがあり、55歳から64歳ではその数はわずか13%だという。つまり、アラフィフ女性たちはシワをどうにかしようとしたりせずに人生を楽しんでいるということ。その象徴とも言えるのが、『エミリー、パリへ行く』でフランス人上司シルヴィを演じるフィリピーヌ。鍛えたボディでセクシーな服を着こなし年下の男性と恋をする彼女は、成熟した女性のかっこよさを体現している。
フランス女優たちは、エレガントに歳を重ねるコツを知っているのかもしれない。
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イザベル・アジャーニ69歳。年齢不詳すぎる!
イザベル・アジャーニ。
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一体何を食べたらこんな70代になれるのか。見るたびに年齢を二度見してしまう、イザベル・ユペール71歳。
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相変わらずフレッシュで可愛いジュリエット・ビノシュは60歳。
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