猛毒ヘビが赤ちゃんの椅子の下で発見される“驚愕の瞬間”「家の思いもよらない場所に隠れる」

  • 文:大村朱里
Share:

 

shutterstock_1535352293.jpg
Shutterstock-Holm94 ※写真はイメージです

オーストラリア・メルボルン郊外で迎えたクリスマスの夜、ある家庭に現れたのはサンタクロースではなく、猛毒をもつ“タイガー・スネーク”。この信じられない出来事は瞬く間にSNSで話題となり、「こんなクリスマスは悪夢だ」と多くの人々から衝撃の声が上がった。

映像に映るのは、メルボルンを拠点に活動するヘビ駆除業者「スネーク・ハンター」が撮影した驚愕の瞬間。ヤフー・ニュース・オーストラリアによると、通報があったのはクリスマスの夜11時30分。家族が赤ちゃん用椅子の下にいた毒ヘビを見つけ、爬虫類捕獲員のマーク・ペリーさんが、現場に急行したという。動画には、赤ちゃん用の椅子を退かすと下にひそんでいたタイガー・スネークが現れ、舌を出して動く様子が映し出されている。「家の中は静まり返っていた…バウンサーの下に潜んでいたこのヘビを除いては」映像内でペリーさんはそうナレーションすると、カメラをヘビに近づけ撮影している。

「ヘビはしばらくの間、そこに隠れていた可能性が高い。もしかすると赤ちゃんのおもちゃの周りを這っていたかもしれません」と、ペリーさんは驚きを隠せない様子で話している。
幸いにも家族や赤ちゃんも噛まれておらず、ヘビは無傷のまま確保され、自然の生息地に戻された。しかし、このハプニングは、家族にとって一生忘れられないクリスマスとなったことだろう。

---fadeinPager---

タイガー・スネーク、その危険性とは?

タイガー・スネークはオーストラリアでも最も危険な毒ヘビの一つとされ、メルボルン大学生物医学部によると、攻撃的ではないものの、干渉されるとその毒で命を奪う可能性がある。普段は静かに隠れ、家の中の思いもよらない場所に潜むこともあるため、注意が必要だ。
「彼らは小さな隙間にも潜り込み、家の中の思いもよらない場所に隠れるんです」と、ペリーさんは注意を呼びかけている。また12月中旬には、タスマニア州でも別の家族が家の中でタイガー・スネークを発見したという。無事に解決されたものの、ヘビの存在がもたらす恐怖は依然として続いている。

タイガー・スネークの数は近年減少しているものの、その危険性は決して侮れない。メルボルン大学の調査によると、現在ではイースタン・ブラウン・スネークが最も多くの被害を引き起こしているものの、タイガー・スネークの脅威も依然として存在しているという。

---fadeinPager---

【動画】驚愕! 赤ちゃん用椅子の下に現れた猛毒ヘビ。