
J-WAVE「STEP ONE」の特別企画「Pen TALK ABOUT HARUOMI HOSONO」。Pen1月号の特集「細野晴臣と仲間たち」と連動し、さまざまなミュージシャン・クリエイターが細野晴臣の楽曲やクリエイションの姿勢について語る企画だ。ゲストとして登場したのは、ゆりやんレトリィバァ。ジャンルと世代を超えた細野晴臣との出会い、そして意外な場面での運命的な遭遇を語った。
「2017年に、細野さんのコンサートの前説のオファーをいただいたんです。細野さんが私のネタを面白がっている、とうかがって。細野さんが私を認識してくださっていることに驚きました。その時は、『好きなことをやっていい』と言ってもらい、たしか、海外映画のモノマネみたいなネタをやったのかな? ロングヘアのカツラを使うんですが、カツラは履いていたスパッツの股の部分に入れていて、『エーデルワイス』を歌いながら取り出してかぶる……みたいな。そのネタを、細野さんの音楽を聴きに来られている、上質な人生を送っているであろうお客さんの前でやらせていただきました。それが細野さんとの初めてのつながりです」
「その後、細野さんの展覧会『細野観光1969-2021』の大阪会場でのアンバサダーにも指名していただいて。またご一緒できる機会をいただけるなんて、非常におそれ多いな、めちゃくちゃありがたいな……と思っていたら、スーパーでお会いました。行きつけのスーパーが一緒です(笑)」
「細野さん、デビュー55周年おめでとうございます。私、大好きです。細野さんと同じくらい好きなのがハローキティちゃんなんですけど、キティちゃんは今年50周年です。キティちゃんよりも芸歴が5年も先輩の細野さん、本当に大好きです!」
ラジオ局J-WAVE(81.3FM)で毎週月〜木曜、朝9〜13時にOAする情報エンタメプログラム「STEP ONE」。ナビゲーターのサッシャとノイハウス萌菜が、働く人に役立つ情報と仕事が捗るGOOD MUSICを届ける。

1969年のデビューを皮切りに、はっぴいえんど、YMOなどを経て、音楽の地平を切り拓いてきた細野晴臣。2024年に活動55周年を迎えたことを記念し、多岐にわたる活動の中でも、ミュージシャンやクリエイターとの共作、共演、プロデュースといったコラボレーションに着目した特集を展開。
松本隆やヴァン・ダイク・パークスなど、長年にわたって強い絆で結ばれる盟友から、くくく(原田郁子+角銅真実)やマック・デマルコといった、細野の背中を追い、そしてともに音楽づくりに関わるようになった新たな世代まで、多彩なミュージシャンとのつながりをたどっていく。さらに、是枝裕和、大竹伸朗、ゆりやんレトリィバア、三澤遥など、指折りのクリエイターたちとの協業の姿も細野音楽の多様性を物語る。最新の音楽活動を細野自身が語る独占インタビューや、菅田将暉とのスペシャル対談、細野音楽を読み解くキーワード解説なども収録。本人、そして影響を与え合った人々によって紡がれる言葉から、音楽の巨人の足跡をたどり、常に時代を刺激するクリエイションの核心に迫る。