もしも第三次世界大戦が起きたら…安全な12の国・エリアを紹介

  • 文:佐藤まきこ
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ロシアのウクライナへの侵攻が始まってから2年半が過ぎ、イスラエルとガザの戦争では先日、ポケベルが相次いで爆発する無差別攻撃まで勃発……。世界では第三次世界大戦が始まるのではとささやかれることもある。そんななか気になるのが、世界のどの国が安全かということ。英メディアの記事を参考に、第三次世界大戦が起きたときに安全な12の国・エリアを紹介しよう。

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写真はイメージ(ShutterStock)

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南極
地球の最南端に存在する南極大陸。夏でも平均気温が氷点下になり、冬には平均気温が−20℃になる厳しい気候環境だが、第三次世界大戦が起きたとしても、この大陸までその影響が及ぶ可能性は低いと考えられる。

アルゼンチン
ある研究によると、100発の核爆弾が投下された場合、大量の煙により太陽光が遮られ、農作物の不作と飢餓につながる可能性があるという。しかしアルゼンチンは小麦などのさまざまな耐性のある作物が豊富にあることから、核戦争が起きたとしても、その後に生き延びる可能性が高いのだとか。

ブータン
中国やインドなどと隣接するブータンは山岳地帯が多く、戦争が起きても影響が及びにくい。世界平和指数でも上位に入っている国だ。

チリ
チリが安全な国に選ばれたのはアルゼンチンと同様に、さまざまな作物があり天然資源にも恵まれているから。

フィジー
オーストラリアから約4300km以上も離れた島、フィジー。国土の大半が密林で、鉱物、魚も豊富にある点も魅力的だ。

グリーンランド
グリーンランドは、日本の面積の約6倍もある世界最大の島。人口は約56,000人と少ないため、他国から攻撃されにくいと考えられる。

アイスランド
世界平和指数でいつも上位に入るアイスランド。グリーンランドと同様に他の大陸から離れているため攻撃を受けにくく、海洋資源や再生可能エネルギーもある。

インドネシア
世界の政治問題について中立的な立場をとるインドネシア。国際問題が生じても、独立して行動していることから、他国同士の戦争に巻き込まれにくいと言われる。

ニュージーランド
羊や牛の数が人間の数より多いとも言われるニュージーランド。2024年の世界平和度指数は4位につけている。

南アフリカ
南アフリカは肥沃な土地と淡水、それに加えて野生動物などの食料源がある。だからこそ、第三次世界大戦が起きても、生き延びやすいかもしれない。

スイス
1815年に永世中立国と承認されてから、もう200年以上そのポジションを維持しているスイス。山々に囲まれ、国民のほぼ全員分の核シェルターがあるというところもポイントが高い。

ツバル
ツバルは、ハワイとオーストラリアの中間の太平洋にある島だ。人口が1万人強と小さな国であるため、戦争の標的になりにくいと考えられる。

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日本も含めて世界は、過去の大戦での「戦いを行う」という過ちを省みてきたはずだ。それなのに、「もしも第三次世界大戦が起きたら……」という話をすること事態が悲しい。こんな「もしも」が絶対に起きないことを切に願いたい。

【出典】
https://www.dailymail.co.uk/news/article-13867991/safest-countries-world-war-three-starts.html