八ヶ岳、軽井沢、白馬など日本各地の大自然で、メンバーシップ制セカンドホームサービスを手掛ける「SANU」が、自然とはほど遠い、都会の真ん中に拠点をつくったと聞いて伺ってみた。
場所は中目黒。かつて駒沢通り沿いにあったブルーボトルコーヒー跡地に「SANU NOWHERE」は誕生した。「SANU」の本社オフィスに併設する形で、“地球を愛する人々が集う場所”として9月7日(土)にオープン。広く街に開かれ、「SANU」メンバーだけでなく、誰もがその空間をともに味わうことができる。店内には、土、石、木など自然をそばに感じさせるさまざまなアイコンが散りばめられ、海・山・川で遊びたい人たちが気軽に集い、美しい自然に思いを馳せる、そんな場所へと思いが込められた。
エントランスを入ったすぐ手前には、東京初出店となる宮崎県・青島の人気タコスショップ「SANBARCO」と日本のスペシャルティコーヒーを牽引する「ONIBUS COFFEE」も仲間入り。昼は風味豊かなコーヒー、夜は美味しいタコスやナチュラルワインを嗜みながら、自然との繋がりを身近に感じることができる。
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都会にいながら、自然の息吹を感じる空間
地球の“質量”にフォーカスを当てた「SANU NOWHERE」には、日本各地から集めてきた「大地のかけら」を散りばめた。大きな自然岩を囲うように植えられた植栽は、ランドスケープ・アーキテクチャーYard Worksが北半球の大木、乾燥帯の風景、湿潤な里山など、大地の多様な表情を表現。
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宮崎の人気タコスショップ「SANBARCO」が東京初出店
「SANBARCO」の東京出店に、多くの歓声を耳にした。サーフィンのメッカとして名高い宮崎県・青島近くに1号店を構える「SAMBARCO」は、県外からわざわざ訪れるファンもいるほど、観光客からローカルまで、数々の人たちを虜にしてきた。
その美味しさは、食べてみればわかる。トルティーヤ、具材、ソースのバランスが絶妙に組み立てられたタコスは、ジャンキーなイメージとは裏腹に想像を超える繊細さと優しさが滲み出る。
オーナーの大上良輔がメキシコ・エンセナーダで出会い惚れ込んだ食文化からインスパイアされたタコスは、ワインに合わせて楽しめるようにと考案された、海老・鯖・牛・羊・ヴィーガンの5種類を展開。タコスの他にも、東京限定のサラダやスープ、セビーチェなど酒のアテになるメニューやお腹を満たすパスタなども提供する。
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スペシャルティコーヒーシーンを牽引する「ONIBUS COFFEE」
日中は、豆の買い付けから焙煎まで一貫して取り組む「ONIBUS COFFEE」がこだわりのスペシャルティコーヒーを提供。新店舗だからといえ「特別なことをしない」とオーナー坂尾篤史が語る一杯は、創業当時から変わらない毎日飲んでも美味しい味わいと品質を追求する。
「コーヒーがあるところに、人は自然に集まる」と、バックパックひとつで世界中を旅する中で確信した坂尾は、「SANU NOWHERE」が新しい街の起点となることを願う。
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都会に生まれた小さな自然。「大地のかけら」を感じながらいつかの山登りを思い出し、子供の頃の石拾いを思い出す。そんな自然に出かけたくなるような仕掛けが詰め込まれた空間で、タコス、ワイン、コーヒー、そして映画に音楽を堪能しながら、地球との繋がりを感じてみては。
SANU NOWHERE
東京都目黒区中目黒3-23-16
https://www.instagram.com/sanu_nowhere/