巨匠アートディレクター・藤本やすしの本棚をのぞき見できる古書店「帽子堂」がオープン

  • 写真:河内 彩
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帽子堂

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南青山の閑静な住宅地に佇む、無機質でSFチックな外観。

1980年代からさまざまなファッション・カルチャー誌のアートディレクョンを手掛け、日本の“雑誌デザイン界の父”とも謳われる藤本やすし。そんな彼が代表を務めるデザイン集団CAPオフィスの一角が、古書店として週2日限定で開かれている。店内に並ぶのは、デザインの参考として集められてきた美術書、ビジュアル本、雑誌など。総量はおよそ14トン(冊数不明)におよび、現在は整理をしながらオンラインでも販売している。なかには十数万円もするレアな一冊も。デザインづくりの要素となった数々の本を手に取り、彼の頭の中をのぞき込むような気分で、掘り出し物を探してみたい。

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店内の書籍はあえてジャンル分けされておらず、ランダムに配置。宝探しのように物色するのが楽しい。

BOSHIDO

住所:東京都港区南青山3-14-10Capビル
TEL:03-5412-1811
営業時間:12時~17時(木、土)
定休日:月~水、金曜日、日曜日 ※変動あり
Instagram@boshido_books

※この記事はPen 2024年9月号より再編集した記事です。