フランスの老舗シューズブランド「ジェイエムウエストン（J.M. WESTON）」と、日本のファッションブランド「サカイ（sacai）」がコラボレーションを果たし、2025年春夏パリ・メンズコレクションで再び注目を集めている。今回も両者の持ち味が活かされた個性的なシューズが登場。まずは速報で届いたニューモデルをチェックしてみよう。

1946年に誕生したアイコニックなモデル「シグニチャーローファー #180」と、実用性と上品さを兼ね備える「サイドゴアブーツ #705」。ジェイエムウエストンを象徴するこれらの名品が、サカイならではの個性的なソールを纏い、生まれ変わる。靴の外側に大きくせり出したフォルムが目を引くこのソールは、サカイがこれまで他ブランドとのコラボでも採用してきた特徴的なデザインだ。

このコラボレーションの真骨頂は、サカイのデザイナー阿部千登勢のハイブリッドなビジョンと独特のエレガンスが、フランス・リモージュの工房で熟練の靴職人たちの手によって再解釈され、特別に製作されたソールと見事に調和を奏でている点だ。伝統的な靴作りの技術と現代的なデザインセンスが融合し、新たな魅力を生み出していると言っていいだろう。遊び心満載の仕様も見逃せない。ローファーのサドルストラップにはコインが入れ込まれ、ヒールを踏み込んで着用することも可能。素材は、ローファーが2色のカーフレザー、ブーツがカーフレザーとヌバックレザーを用意しており、どの一足を選んでも洗練された印象を与えてくれる。

ジェイエムウエストン×サカイのコラボレーションは、伝統と革新、そしてクリエイティビティが交錯し、まさに現代のファッションシーンを象徴している。その独創性と美しさは、多くの人々を魅了するに違いない。発売時期や国内での展開店舗など、詳細は追ってアナウンスされるとのことだが、今から待ち遠しい限りだ。ファッション界に新たな息吹を与えてくれるこのコラボレーションの進展に、大いに期待したい。

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