タイのスター俳優でありシンガーのプッティポン・アッサラッタナクン（通称ビルキン）が、「グッチ」のタイにおける新たなブランドアンバサダーに就任した。若手エンターテイナーとして高い人気を誇るビルキンは、優れた演技力と歌唱力でアジア中に知名度を広げ、ファッション業界でも注目を集める存在だ。

1999年生まれのビルキンは、タイ国内で2020年に配信された「I Told Sunset About You 〜僕の愛を君の心で訳して〜」でのドラマ出演を機に一気に知名度を上げ、以降タイをはじめアジア全域で圧倒的な人気を誇る若手スターとして注目を集めている。俳優業と並行して歌手としても活動を行っており、2022年には日本最大級の都市型ロック・フェスティバルとして知られるサマーソニックに、クリット・アンムアイデーチャコーン（PP）とともに出演。優れたヴォーカル力を発揮し、大きな反響を呼んだ。コンサートツアーでは、タイや中国の公演がいずれも完売するなど、アジアの新世代を代表するスターとしての地位を不動のものとしている。そのファッションセンスも高く評価されており、近年ではグッチのショーやイベントにも多数出席してきた。

アンバサダー就任についてビルキンは、「グッチのブランド理念と伝統的なクラフツマンシップに、私は以前から強く共感してきました。グッチとのコラボレーションを通じて得た絆は、まさに家族のようなものです。この度アンバサダーに任命されたことは、私の人生における最高の栄誉です」と語った。

ビルキンのファンの裾野が広いアジア地域において、今回の起用は大きな意味をもつ。若者から絶大な支持を集める彼には、グッチのブランドイメージを効果的に発信していくことが期待されている。新時代のラグジュアリーを体現するスター、プッティポン・アッサラッタナクンの活躍にさらなる注目が集まりそうだ。