ドージャ・キャットが、アメリカ最大の音楽イベント「Coachella」に初のヘッドライナーとして登場。2年越しのカムバックとなった、ファン待望のショーは我々の期待よりも遥かに上回った。人気楽曲のパフォーマンスや豪華アーティストのサプライズ出演など...力強い歌声とダンスで圧巻のステージを披露したが、注目すべきは彼女の衣装。なんと、ショーの1時間で6回もの奇抜な衣装チェンジを行ったのだ。
衝撃の“毛むくじゃら”衣装
2018年のビヨンセ以来、「Coachella」のヘッドライナーを務めた2人目の黒人女性アーティストとなったドージャ。4月14日に行われたパフォーマンスでは、白い防護服風のスーツ、フェイクファーのスリーピースセット、手描きの筋肉をあしらったボディスーツ、超ロングヘアエクステンションといったユニークなルックを着こなした。
その中でも注目されたのは、毛むくじゃらの衣装だ。ラプンツェルのように長い、プラチナブロンドのウィッグで登場。衣装は、ドージャらしく、ヌードカラーのボディスーツに、ブロンドの髪と同じエクステンションをつけたような、モジャモジャのブーツ姿を披露した。
投稿された動画を見ると、ドージャだけではなく、バッグダンサーもブロンドヘアの“毛むくじゃら”姿。この衣装は、披露された6ルックの中でも大きく注目され「これがドジャの世界だ」と話題になっていた。
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「熱の時に見る悪夢のようにしたかった」とドージャ
このインパクト抜群の衣装を手掛けたのは、チャーリー・ル・ミンドゥ。同衣装は本物の人間の髪の毛で作られたという。また、コーチェラ第1週目のステージのテーマは「男らしさ」。VOGUEのインタビューに対して、ドージャは以下のように語っている。
「このショーは、フィーバードリーム(熱の時に見る悪夢)のようにしたかったの。あなたが私の髪の中に入ってきて、私の頭の中を通り抜け、私の思考の中に飛び込んだような感じね」
それを裏付けるように、ドージャのスタイリストのブレット・アラン・ネルソンは同誌に対して、ドージャが熱烈なパフォーマンスのアイデアがあったと語っている。
「ドージャは髪、筋肉、骨など...非常識なアイデアをたくさん持っていたんです。また、『男らしさの世界』というアイディアがあり、誰もステージを安心してみられないような素材や形を使うという危険なアイデアを伝えてくれました」と続けた。
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