東京初! パリで活躍するミシュラン三つ星シェフ、小林圭が監修する「エリタージュ バイ ケイ コバヤシ」がオープン

  • 文:Pen編集部

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小林圭シェフ。レストランのオープンに向け、何度も帰国し打ち合わせをしたという。

フレンチレストラン「Héritage by Kei Kobayashi (エリタージュ バイ ケイ コバヤシ)」がザ・リッツ・カールトン東京の45階にオープンした。レストランのプロデュースは、アジア人シェフとしてフランスで初めてミシュラン3つ星を獲得した小林圭。そんな彼が監修する東京初のレストランが、いまフーディーたちの間で話題を呼んでいる。

店名にあるHéritage(エリタージュ)とは、フランス語で遺産、継承の意。パリでフランス料理の最先端を極めてきた小林が、フレンチの素晴らしさを日本でも継承していきたいという想いが込められている。 

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「タルト ショコラ カシス」。ランチは¥11,800、¥17,800、¥24,800、¥36,000、ディナーは¥24,800、¥36,000のコースから楽しむことができる。(税・サービス料込)

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バラの花びらを模ったデザート、「ヴァシュラン 柑橘」。花びらは1枚ずつ手作業で作られており、食べる直前に花の形に組み立てている。花びらの下に忍ばせられた、高知県の水晶文旦のメレンゲのさっぱりとした後味がたまらない一品だ。

オープンに際し、ここではフランス料理のレールから外れることなく、時代の流れやその土地の風土に合わせてアップデートしていきたいと語っていた小林。自ら厳選した、日本各地で注目を集めている食材を使用。

本場のフレンチを堪能できるコースでありながら、ひと皿ひと皿のどこかに、日本らしい和のエッセンスが散りばめられているのも興味深い。地産地消、そして日本とフランスの要素を絶妙に融合させた小林が手がけるフレンチは、本場フランスでは味わえない、日本の地ならではの味が楽しめる。

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料理やサービスはもちろん、空間まですべて小林が監修

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レストランからは、東京都内を一望できる。

エリタージュ バイ ケイ コバヤシでは、料理だけでなく、店内の空間やサービス、使用する食材や器に至るまで小林が徹底的にプロデュースしている。

特に印象的だったのが深い紫色を基調にした店内。小林の好きな色であるパープルを基調とした落ち着いたインテリアが印象的。テーブルに生けられた花、スタッフのユニフォームまで、鮮やかな紫色がアクセントになっており、それらも全て小林自らがデザインしたという。

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2023年8月から料理監修として、ザ・リッツ・カールトン東京のレストラン運営に携わっていた小林。当時の村島輝樹料理長とタッグを組み、満を持してエリタージュ バイケイ コバヤシのオープンが実現した。

今後、エリタージュ バイ ケイ コバヤシでは、フランスでは叶わないような、さまざまな料理人やアーティストとのコラボレーションにチャレンジする予定。東京で日々アップデートしていく、新たな小林のレストランからますます目が離せない。

エリタージュ バイ ケイ コバヤシ

TEL:03-6434-8711
www.heritagebykei.com