子どもの頃に一度は試したことがある人も多いのではないだろうか？アメリカ・ワシントン州に住むある少女が、セーター45枚の重ね着に成功し、ギネス最多記録を更新し、話題となっている。

その様子を捉えた動画には...？

アメリカ・ワシントン州に住むソフィア・ヘイデンちゃん。彼女は2月上旬、地元の図書館でセーターの重ね着の記録に挑戦し、その様子がギネス公式のSNSで公開されている。チャレンジの様子を捉えた動画には、ソフィアちゃんに彼女の母親のアレサンドラ・ヘイデンさんが、彼女にセーターを一枚一枚着せていく姿が。初めのうちはソフィアちゃんも自主的に服を来ていたが、枚数を重ねるにつれて、自分では着ることができずにアレサンドラさんに頼りっぱなしになっている。

ギネスのルールでは、どのセーターも破れてはならず、破れた場合ははカウントされない。また、次のセーターを着る前に一枚一枚の服を腰まで下ろす必要があるという。そのため、着る方ではなく、どちらかというと着せる方が一苦労なのだ。

ソフィアちゃんは終始笑顔を見せ、時折ダンスを見せたり、親指を立てる様子が見られている。終盤に差し掛かると、彼女はカラフルな雪だるまのような姿になっていく。動画の最後には45枚ものセーターをきた彼女が、ディズニーキャラクター「ベイマックス」のように...。彼女は満足そうに、カメラに向かって手を広げポーズしている。

「45枚もセーターを着られたね。さて、今からこれを脱がなきゃいけないわね」と画面外からため息混じりのアレサンドラさんの声も聞こえていた。彼女は、一番この挑戦で大変だったことはセーターを集めることだったとギネス世界記録に語っている。

「この挑戦のために十分な数のセーターを集めるのに、とても時間がかかりました。オールド・ネイビー、ターゲット、コールズなどの様々な店を回り、サイズの違うセーターを大量に購入しました」

この挑戦成功後、使用したすべてのセーターをチャリティに寄付したという。

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毎年更新されるセーター重ね着の限界記録

セーターの重ね着記録の始まりは2014年。アメリカのABCテレビで放映されているトーク・ライブ番組「ジミー・キンメル・ライブ！ (Jimmy Kimmel Live!) 」でジミー・キンメルの相棒ギレルモ・ロドリゲスが初めて打ち立てたもので、彼は25枚のセーターの重ね着に成功した。

その後、多数のギネス記録を更新しているドイツ在住のアンドレ・オルトルフが2016年にギレルモの記録を1枚上回り、2021年にはアメリカに住むセオドア・キンセラが30枚のセーターを着用してタイトルを獲得した。さらにその1年後の2022年、11歳の少年のトーマス・ホッケ＝ウマンボは、小さな体でアンドレよりも10枚多くセーターを重ね着し、40枚で記録を破った最初の子どもとなった。

そして今回、ソフィアちゃんがさらに記録を45枚に伸ばし、私たちは人間が一度に着ることのできる新たなセーターの枚数を更新した。2021年、22年、23年と連続して更新されている同タイトル。来年も新たな挑戦者は現れ、記録は更新されるのだろうか。

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