【Penが選んだ、今月の音楽】
『サタデイ・ナイト』

ベースを中心にマルチに楽器を操るニューヨーク出身の若きプロデューサー、ベン・カーによるプロジェクト最新作。サム・スミスや宇多田ヒカルとの仕事で名を上げるルーベン・ジェームス、前作でも重要な役割を果たした盟友レイ・カリルほか気鋭のシンガーやラッパーを多数迎え、とろけるような聴き心地のネオ・ソウルを展開する。ファルセット系の歌声とも相性抜群な洒脱でアンニュイなサウンドもクセになるほど魅力的。甘味の連続ながらも聴き続けたくなる、ダイエット中はご用心なスウィート＆メロウ盤だ。