あらゆる業界に革命をもたらすと言われているChatGPT。そんなツールは、マクドナルドの食事を“無制限に無料にする”ことが可能だという。あるイギリス人男性が紹介したChatGPTを使ったハックが話題になっている。
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ChatGPTで無料食事券を手に入れる…?
彼が紹介した方法は、ChatGPTを使って偽の苦情文をつくるというもの。マクドナルドのレジやテーブルにある、誰かが捨てたり落としたりしたレシートを拾い、実際にマクドナルドを利用した客のふりをして、ChatGPTに「マクドナルドでビッグマックを注文したときのひどい経験を1200字未満で書いて」と指示を出す。こうしてChatGPTがつくった文章は、さも不快な体験をしたかのような内容を書いてくるそうで、ときには「もっとひどい経験にして」と追加で指示をするという。
そのChatGPTによる文章をコピペして、レシートを拾ったマクドナルドの店にメールで送りつけるのだ。「12時間以内には、1枚または2枚、3枚、4枚ほどの無料食事券がもらえる」と語る彼は実際、この方法で「9カ月で100枚の無料券を手に入れた」と主張する。
もちろん、この方法には非難の声が殺到。「万引きと同じ」「道徳という概念はないのか?」「虚偽の苦情は窃盗に等しい。マクドナルドが彼を訴えることを願っている」「こんなのハックじゃなく、単なる盗みだ」などと、彼のハック自体が道徳に反するもので、犯罪であるとする声が多い。
さらに問題なのは、彼は自らでビジネスを行う億万長者であることだ。彼は、アマゾンのリセールを行うオンラインサービス「All Things Arbitrage」の創業者のゲージ。それにもかかわらず、彼は「誰にも害を及ぼさない」と、このハックを正当化している。そのため「盗みを行う億万長者」と彼を皮肉ったコメントも寄せられている。
彼はこのマクドナルドのハックを、自身が共同司会者を務めているポッドキャストで紹介し、17,000回以上も再生されている。本人はさらさら悪気はないようだが、その悪行がネット上にさらされたことで、もしかしたら何らかの措置がとられることだってあり得なくもないだろう。
【出典】
https://nypost.com/2024/02/15/lifestyle/ive-gotten-100-free-mcdonalds-meals-thanks-to-this-chatgpt-hack/
https://www.youtube.com/shorts/aY3qanSymG8
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