「猫バーにいるんだ」「説明してくれ...」日本から年越し番組に出演の世界的ギタリスト、シュールな絵面にネット爆笑

  • 文:千歳香奈子

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ジョン・メイヤー(2019年10月、オランダ・アムステルダム) Ben Houdijk-Shutterstock
 

 

<司会の質問に冷静に応じるジョン・メイヤーと、カウンターの上を自由気ままに動き回る猫たちの様子に司会者も大興奮。「アメリカにも猫バーが必要」との声も>

世界最高峰ギタリストでシンガー・ソングライターのジョン・メイヤーが、CNNが大晦日に放送したカウントダウン番組に東京の猫バーから出演。年明け早々猫とじゃれ合う姿に司会者は抱腹絶倒となり、「番組史上最高の年越し」とSNS上で大きな話題を呼んでいる。 

CNNの看板キャスター、アンダーソン・クーパーと人気司会者アンディ・コーエンが司会を務める恒例の年越しカウントダウンは、4時間半に渡って米ニューヨークのタイムズスクエアから生中継される人気特番。2人の軽快なトークや生放送中の飲酒、豪華ゲストの登場などで毎年話題を呼ぶが、今年のハイライトは一足先に年が明けた元旦の東京で猫たちに囲まれて過ごすジョンのシュールな姿だった。

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アメリカ人には馴染みのない猫カフェ

12月29日から31日までブルーノート東京で来日公演を行っていたジョンは、番組後半にスペシャルゲストとして登場。年明けまで1時間を切ったニューヨークとビデオ中継がつながった東京でジョンがいたのは、想定外の猫バーだった。カウンターの上を自由に歩き回る猫たちを横目に神妙な面持ちで、「いま、猫バーにいるんだ。もう年が明けて半日が過ぎているけどね」と話し、新宿・歌舞伎町にある「Bar Cats in the Box」で新年を迎えたことを報告。

日本では珍しくない猫カフェだが、法律の違いから米国内にはほとんど存在しない。店内を複数の猫が歩き回る様子はアメリカ人にとっては未知の世界で、猫と戯れるジョンの姿に司会の2人も困惑。元旦にバーのカウンターで猫と飲むジョンの姿に笑いが止まらず、「衛生的に大丈夫なの?」とアンディが突っ込む場面も見られた。

「規準を満たしているから、問題ないと思うよ」と冷静に答えるジョンと猫がカメラの前を気ままに横切る様子に、2人は大ウケ。笑いが止まらないアンダーソンをフォローするようにアンディは、「猫だらけで、猫が互いを舐め合っているんだけど、猫バーって一体何なのか説明してくれ」と懇願。

「ここはお酒を楽しみながら、猫と話しができる場所だよ。猫バーだね。これ以上どう説明していいのか分からないけど」と真顔で話すジョンに、番組冒頭からテキーラのショットでハイテンションになっている2人は大爆笑。笑いをこらえきれずアンダーソンが画面からフェイドアウトする様子も見られた。

その後も猫のお尻が大写しになったり、ジョンが猫にペースト状のおやつを黙々と与える様子で盛り上がり、猫の名前当てゲームが始まるなど型破りな番組進行で視聴者を楽しませた。

インタビューの半分以上を猫に費やした2人は、気を取り直して2024年の抱負を問うも、ジョンは「猫に囲まれて過ごすでしょう」とおどけてさらなる笑いを誘い、しまいには日本語で「私は友達」と猫に話しかけるシュールな映像で視聴者を爆笑の渦に巻き込んだ。

8分弱の出演だったが、ジョンのファンから猫好きまでが大歓喜。X(旧ツイッター)には「最高の大晦日だった」「こんなに笑ったのは何年ぶりだろう」「うとうとしていたけど、目が覚めた。笑いが伝染する」「ジョンはいったい猫バーで何をしているの? あのかわいそうな男と誰か結婚してあげて」「ジョン・メイヤーがこれほど偉大なコメディ俳優だとは思わなかった」「アメリカにも猫バーが必要」などさまざまなコメントが寄せられている。

ジョンのコメディセンスだけでなく、アンダーソンの普段ニュースを伝える時とのギャップにも視聴者は悶絶。「アンダーソン・クーパーと彼の笑い声は国宝」「酔っぱらっているアンダーソン最高」「東京に豚カフェもあると知った時のアンダーソンのリアクションを見てみたい」と、ネジが外れたように笑う姿は大反響を呼んだ。

千歳香奈子

北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。

※この記事はNewsweek 日本版からの転載です。