英王室のキャサリン妃は、ロンドン中心部にある私立病院、ザ・ロンドン・クリニックで腹部手術を受け、現在入院中だ。この病院は、敏腕専門医や最先端技術を揃えた医療水準の高さで知られている。王室メンバーを含め、数々の著名人を患者として受け入れてきており、設備も超一流。庶民がかかる公立病院との差にも注目が集まっている。
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王室との強いつながり 海外セレブの受け入れも
ピープル誌によれば、ザ・ロンドン・クリニックはイギリス最大の独立した私立病院とされる。エリザベス女王の両親であるジョージ6世とエリザベス王妃（クイーン・マザー）を招いて1932年に開業し、その後も王室メンバーがこの病院の活動を支援してきた。
エリザベス女王の伯父であるウィンザー公爵、女王の妹のマーガレット王女や夫のフィリップ殿下など、この病院で治療や手術を受けた王族は多い。また、エリザベス・テイラー、ジョン・F・ケネディ米大統領など、セレブ患者を受け入れてきたことでも知られている。
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診療体制万全で病室や食事も一流
ピープル誌によれば、クリニックでは約155種類の疾患の治療が可能で、手術の設備も整っている。専門病棟やICUも充実。1000人以上の看護師を擁し、複雑な病状のケアと治療を、質の高いプライベートな環境で専門的に行えるのが強みだという。
病室は全室バスルーム付きで、ラグジュアリー・ブランド、モルトンブラウンのアメニティと清潔なバスタオルが毎日用意される。電動リクライニングベッド、ハイビジョンテレビ、電話、ラジオ、エアコンも標準装備だ。
食事は、料理賞の受賞歴を持つシェフが担当。栄養士と協力し、個々の患者に合ったメニューを提供している。デイリー・メール紙に自身の入院体験を語った女性によれば、食事は種類が豊富なうえに新鮮で、毎食、銀の手押し車に載せられた熱々の料理が運ばれてきたという。キャサリン妃の場合も、スープ、サラダ、小皿料理、メインディッシュを選択することができ、副菜や軽食、デザートも頼むことができるそうだ。朝食の場合は、シリアルとトーストに加え、バラエティに富んだ菓子パン、オムレツやパンケーキなどの温かいメニュー、おしゃれなアボカドトーストまで用意されているという。
ホテル並みと評されるだけあり、コンセルジュ・サービスも利用できる。劇場チケットや運転手の手配、プライベート・ジェット予約、術後に静養するためのサービスアパートメントの手配までしてくれるという。
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メディアの注目の的に…庶民は格差を痛感
王族のなかでは特に人気のあるキャサリン妃の入院だけに、ザ・ロンドン・クリニックの前にはメディアのレポーターやカメラマンが陣取り、連日ニュースの話題となっている。
しかし、豪華な私立病院の様子を知った庶民からは、財政難、人手不足、受診までの待ち時間の長さなど多くの問題を抱えるNHS（公的保険医療制度で、無料で医療が受けられる）との医療格差を、ソーシャルメディアで嘆く声も出ている。一方、NHSで手術の順番を待つ庶民の邪魔をしないため、あえて私立病院を選択したキャサリン妃は正しいというコメントもあり、意見は分かれている。
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エリザベス女王も王室メンバーとしてこの病院の支援をしていた。
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有名シェフによる豪華な料理の数々。
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If you ever get confused and think the NHS is there to improve your health, just look at the state of hospital food...🤔 pic.twitter.com/HYH9e74Chu
— 𝘽𝙀𝙇 (@Bel_B30) May 26, 2022
グルメコーヒーと出来立てのパンやサンドイッチが楽しめる院内のカフェ。
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Press have gathered at The London Clinic where the Princess of Wales is expected to stay for up to two weeks while she recovers from her surgery… pic.twitter.com/4lnSZP8bME
— royal watcher 👑 (@royalnewsss) January 17, 2024
クリニックの前に集まる報道陣。