
ガーナ共和国である女性が126時間52分にも及ぶ歌のノンストップメドレーを披露し、ギネス世界記録に認定され、いま、大きな話題を呼んでいる。
合計で125曲!? 5日にも及ぶ過酷なリサイタル
この5日間に及ぶリサイタルを行ったのは、ガーナを中心にタレントとして活動をする33歳のアフア・アサンテワアさん。首都アクラで2023年クリスマス・イブから始まったこの試みは多くの人を魅了した。公式認定員の立ち合いのもと、ギネス・ワールド・レコーズの認定のため、このリサイタルの様子は、全て収録されている。その映像には、彼女がスタンドマイクの前に立ち、目を瞑りながら歌う姿が映し出されている。この映像が挑戦期間のいつごろに撮影されていたものかは不明だが、DJのバックトラックに合わせて、しっかりとした音量で美しい歌声が部屋に響き渡っている。
地元誌によると、彼女はゴスペルやハイ・ライフ、ヒップ・ライフなど、ガーナ音楽の歴史から選りすぐった合計125楽曲を披露。観客も一緒になって歌っていたが、アサンテワアさんは雑音に気を取られないよう、透明なガラスを挟んでパフォーマンスをしていたという。また、ギネス・ワールド・レコーズが定めたルールでは、1時間ごとに5分間の休憩、4時間後には20分間の休憩が許されていたが、それ以外に彼女が唯一歌を中断できるのは、曲のイントロ部分や間奏の間のみ。そのため、挑戦に立ち会った医療関係者は、何度もこの試みを中止するよう助言したという。
「人としてできることは限られています。医療チームとして、彼女の健康を最優先しなければならないところまで来ています。私たちは、彼女が元気であることを確認する必要があります」と医療チームの責任者はファンに語っていた。しかし彼女のこの過酷な挑戦は止まらず、その姿に多くの人が応援に駆けつけた。その中には、ウェイル、サルコーディなどのガーナで最も有名な音楽スターや、俳優、女優、インフルエンサー、さらにマハムドゥ・バウミア副大統領なども彼女のリサイタルに出迎えたという。
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「コンフォートゾーンから抜け出して...」とコメント
126時間52分の想像を絶するメドレーを披露したアサンテワアさんは挑戦終了後、国旗で身を包み、声を枯らしながら大勢のサポーターに感謝の言葉を述べた。
「このマラソンがすべての女性にインスピレーションを与えるものであってほしいです。.コンフォートゾーンから抜け出して、新しいチャンスに挑戦することが大切なのです」
疲労困憊している彼女は「今日が何日だったかわからなかった」と続け「今日は何曜日なのか聞いて、やっと今日は金曜日なんだと知りました。このシンガソンに参加してくれたみんなにありがとうと言いたいわ」と話している。
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