「年を取ってから新しいスポーツに挑戦することを恐れないでください」ーー。92歳のアメリカ人女性が、女性水上スキーヤーの世界最高齢記録を更新。「カッコ良すぎるおばあちゃん」と大きな話題を呼んでいる。

 

「水の中では、ワクワクするんです」と語る、92歳の水上スキーヤー

この  "冒険好きな”おばあちゃんは、アメリカ・ユタ州に住むドワン・ヤコブセン・ヤングさん（現在92歳）。水上スキーを始めたのは63年前の1961年のこと。家族がロッキーマウンテン国立公園にあるベアーレイク付近にキャビンを購入したときに、初めて水上スキーを体験したという。当時29歳だった彼女は水上スキーの世界にのめり込み、すぐに2本のスキー板で行う水上スキーをマスター。そして、1本のスキー板でブイ（浮き）を回避するスラロームスキーを習得した。

「水の中では、ワクワクするんです」とギネスの取材に語ったヤングさん。彼女が水上スキーを行う映像には、ボートに繋がれた紐を手に持ち、笑顔で1枚のスキー板でスイスイと波を乗っている様子が映し出されている。年齢を全く感じさせない姿に驚いてしまう。

ギネス認定を知ったのは、あるサプライズだった

毎年夏になると、ベアーレイクに戻り、家族や孫、ひ孫たちを連れて、一緒に水上スキーを楽しんでいるというヤングさん。地元誌によると、彼女がギネス世界記録のタイトル獲得を知らされたのは、クリスマス・パーティーの席で、彼女の娘からサプライズで伝えられたという。

「娘が突然サプライズがあると言ったんです。そして、スクリーンに映し出されたのは、今年の夏にスキーをした私のビデオでした。皆が拍手する中、孫娘のベッカが私にギネス盾を贈ってくれました」

さらに「信じられなかった。今でも信じられない。なんという驚き、そしてなんという栄誉でしょう」とヤングさんは続けている。

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年齢を理由に次の一歩へ進めない人々へ

好奇心旺盛なヤングさんは、水上スキーのギネスだけには留まらず「スノースキーやダイヤモンドコースを滑る記録を持ちたいと考えている」とギネスの取材に対し答えている。そして、今年も彼女は健康を維持して、来年の夏に水上スキーにいけることを楽しみにしていると語っている。

「健康であることは、人生を最大限に楽しむことを可能にしてくれます。愛する両親、素晴らしい夫、そして素晴らしい家族に恵まれました。私は本当に恵まれています」

さらに「年を取ってから新しいスポーツに挑戦することを恐れないでください。あなたは自分が思っている以上に有能なのだから」と続け、年齢を理由に次の一歩へ進めない人々へエールを贈った。

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