アイヌ文化博物館から“感動クラス”の豚丼まで、北海道で訪れたいスポット6選

  • 写真・文:鈴木修司

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ビームスジャパンの鈴木修司です。今回の旅の舞台は北海道、雪が本格的に降る前に済ませないとと考えての予定でしたが、ぽかぽか陽気の初冬となりました。

新千歳空港から北海道に入り、“札幌”で早々に用事を済ませ、南下して“苫小牧”へ。そこからは東に向かって“平取”、日高山脈を越えて更に東の“帯広”と“鹿追”へ、最後は帯広空港から東京に戻るという二泊三日の忙しない旅です。

いきなり余談ですが、私は北海道ならではの“地名”が大好きで、その響きを聞くだけで旅情がぐっと盛り上がります。今回だけでも、苫小牧(とまこまい)、平取(びらとり)、鹿追(しかおい)という独特の響きが続きます。実はそこには北海道ならではの歴史と文化が詰まっているのですが、その話をしだすとキリがないので、今回は割愛します。

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1. 苫小牧フェリーターミナル

これまで苫小牧の街は通り過ぎるだけでしたが、旅程の関係で宿泊することになり、初めて時間をとって散策できました。一日目に着いた時は既に日が暮れていたのですが、どうしても見てみたくて目指した先は“苫小牧フェリーターミナル”です。

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地図を見てある程度認識していたものの、実際に行ってみると想像を遥かに超える規模でした。大袈裟ですが私がこれまでに見た中でも最大で、超大型のフェリーが4、5隻は停泊していました。1隻でも見惚れてしまうのに、かなりの密集度で見応え十分です。そのうちの1隻はまさに出航の準備中で、大型トラックが次々にフェリー内へ移動していく様子は見ていて飽きないですし、ゲートを通って船内へ乗り込む客の人間模様を勝手に想像したり、自分のいずれの船旅の妄想と相まって、とても楽しい訪問となりました。

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2. マルトマ食堂

フェリーターミナルでだいぶ盛り上がってしまいましたが、その夜は翌朝に備えて夕食を軽く済ませ、早めに就寝です。その目的は、“苫小牧漁港”で早朝から行列ができるという海鮮丼を食べるためでした。

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二日目の始まりは、昨晩のフェリーターミナルのすぐ側に位置する漁港で、ここがまた風情のある場所でした。のぼりたての朝日の中で頂いた海鮮丼(マルトマ食堂)は想い出に残るものでしたが、次の目的地に向かうため早々に移動です。

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3. 北野工房 つとむとアイヌ文化博物館

次に向かったのは、アイヌ文化にしっかりと触れられる平取町は二風谷(にぶたに)。伺ったのは、以前からお世話になっている“北の工房 つとむ”の貝澤さんです。久しぶりにお会いしたので、ご無沙汰の挨拶とこれまでのお礼を伝えつつ、二風谷はもちろん日本各地の手仕事の産地の現状を中心に貴重な意見交換をさせて頂きました。

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そして、隣接する“平取町立二風谷アイヌ文化博物館”にも足を延ばします。博物館周辺が既に展示の一部となっていて、かつての生活の場が再現されていて、館内の展示と合わせて充実した内容です。各地の文化や歴史に興味がある方にはオススメです。勝手に想像していたことが良い意味で覆ったり、新たな発見や理解があったり、やはり現地まで伺って、その土地の空気の元で学習することは大事です。

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4. 味の笑福

二風谷の次に向かうのは、私にとっては長時間の移動を要する(北海道の方にはなんてことないのでしょうが)帯広。慣れないレンタカーでの一人旅で、陽気の中とはいえ日高山脈を越えての道となるので、気を引き締めて向かいます。移動途中には、私の貴重な情報源である占冠(しむかっぷ)と音更(おとふけ)の“道の駅”に寄って、夕方前には無事、帯広に到着しました。

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事前に北海道の友人から帯広情報(主にグルメの)を得ていたので、それらを中心に街中の見廻りから始めます。早朝の海鮮丼から始まる一日であったので、夕食も早めにと、開店と同時に入れるお店を軸に物色して、その時の気分にピッタリと合った中華店(味の笑福)に決めました。噂通りに美味しい餃子が頂けたのですが、熱々チャーハンにも感動でした。これぞ北の大地のチャーハンと勝手に納得し、冷え冷えの瓶ビールとともに楽しませて頂きました。

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5. ぱんちょう

三日目の午前中は隣町である鹿追町まで足を延ばして、午後は引き続き帯広周辺を見て回りました。

お昼に頂いた名物の豚丼(ぱんちょう)は感動クラスの美味しさで、お店の佇まいや店員さんの対応含めて素晴らしく、噂に違わぬ名店でした。

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6. 帯広百年記念館

帯広では色々と見たのですが、前日の博物館に引き続いてオススメしたいのが、街の中心に大きく広がる公園内にある“帯広百年記念館”です。お世辞にも新しく目立った施設ではないのですが、地味(地道)に帯広の歴史や文化を知れる貴重な場所です。

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帯広周辺の開拓の歴史、先住民から始まる文化や産業の推移がとても分かりやすく展示説明されています。話は逸れますが、こういった地元に根ざした公共の博物館や資料館は出来る限り見ておくべきとオススメいたします。まだまだ話し足りないのですが、2泊3日の駆け足でめぐる北海道の旅でした。

BEAMS JAPAN クリエイティブディレクター鈴木修司が日本の魅力を紹介! 

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鈴木修司

BEAMS JAPAN クリエイティブディレクター

1976年、三重県松阪市生まれ、ビームスと同い年です。年間120日近くを旅に費やし、日本各地の様々な場所で魅力的なモノ・ヒト・コトに関わる仕事をしています。肩書きは“BEAMS JAPAN”のクリエイティブディレクター、日本に関係することあれば比較的なんでも来いのスタンスです。大学などで講師を務めることも。『銘品のススメ』著者、『都道府県おでかけ図鑑』監修。

鈴木修司

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1976年、三重県松阪市生まれ、ビームスと同い年です。年間120日近くを旅に費やし、日本各地の様々な場所で魅力的なモノ・ヒト・コトに関わる仕事をしています。肩書きは“BEAMS JAPAN”のクリエイティブディレクター、日本に関係することあれば比較的なんでも来いのスタンスです。大学などで講師を務めることも。『銘品のススメ』著者、『都道府県おでかけ図鑑』監修。