去る11月30日、ファレル・ウィリアムスによるルイ・ヴィトン2度目のコレクション、プレフォール2024メンズ・コレクションのショーが香港特別行政区で開催された。テーマは「ハワイから香港へ」。トロピカルプリント、ベレー帽、セーラーカラー、貝殻モチーフ……マリンテイストあふれるルックがさまざまに登場。会場となったヴィクトリアン・ハーバーを臨む全長440メートルのアベニュー・オブ・スターズには、煌びやかな香港の夜景を前にハワイアンムード満載のビーチが出現。真っ白な砂浜にデジタルサイネージで打ち寄せる波をあしらった。
ショーの前に、「前回のコレクションとはまったく異なるが、“ダンディー”は変わらない」と語ったファレルなりの「ダンディ」を根底に貫きつつも、鮮やかにマリンスタイルへと昇華させた本コレクション。ファーストルックは鮮烈なホワイトのセットアップでスタート。ベレー帽をアクセントに、パステルで彩られたダミエ・パターンの「スピーディ」を携えて。
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セーラーカラーのアイテムや、フィッシャーマンからインスパイアされた網目のようなLVの新インフィニティ・ロゴも登場。
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ダンディ、シックがベースにありながら、土地ならではのものも取り入れた。バッグにあしらわれたカニのチャームはユニークな表情を醸し、ラフィアのベレーにバッグやシューズ、ウッドビーズやエナメルフラワーでつくられたチャームジュエリーなどもキャッチーだ。コートのボタンやバッグ、シューズにもおなじみのパールが随所にあしらわれているのもうれしい。
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鮮やかなアロハ柄のシャツやセットアップも目を引く。サーファーをモチーフにしたトロピカルなフローラルプリント、手作業で施されたレザーのハイビスカスとロゴのアップリケ、ローファーにもトロピカルフラワーのイラストやスワロフスキー・クリスタルとゴールドのロックがあしらわれて。
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「香港のビジネスマンがハワイへ」をイメージに、トロピカルなムード満載に、セーラー、フィッシャーマン、サーファー、アロハなどのキーワードから、軽やかながらもダンディズムを感じさせるさまざまなマリンルックで観客を魅了した。
会場となった香港については、「香港を盛り上げることができるのは嬉しい。この街はしばらく大変な時期を過ごしてきたが、パチンコをギリギリまで引っ張ってまさにいま飛び出さんとしている状態だ」と、語った。
ランウェイの終焉には、ドローンが船を、LVのロゴを、モノグラムを、「LVERS」を描きながら夜空を彩り、圧巻のフィナーレ。ファレルもホワイトのセットアップにベレーを合わせてランウェイに登場。ショーの華々しい成功を祝い、観客やスタッフへの敬意を表していた。
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平野紫耀はじめ、ショーを華やかに彩ったセレブリティたち
会場には各国からセレブリティが来場。それぞれのLVスタイルを体現しながら一夜のショーを楽しんでいた。
平野紫耀
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