「ホラーとしか思えない…」血まみれのハロウィンの飾りつけに、怒りの声続出!

  • 文:山川真智子

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Romolo Tavani-Shutterstock ※画像はイメージです

ハロウィンは主に英語圏で行われてきたお祭りで、時期が近づくと、家庭では悪霊を怖がらせて追い払うための装飾を家の前に施す習慣がある。しかし近年では、目を覆いたくなるようなおどろおどろしい飾りつけが増加。さらに商店や公共の場でもグロテスクなディスプレイが広がっており、一般市民から苦情が続出する事態となっている。

バラバラ遺体に血の海…グロテスクかつリアルな飾りに戦慄

ハロウィンの飾りつけと言えばジャック・オー・ランタンと呼ばれるお化けカボチャや幽霊、魔女、コウモリなどが定番で、不気味ながらもかわいらしいイメージだ。ところが近年は、ホラー映画から抜け出したかのようなゾンビや、血だらけの死体などを使った大胆なものが増加。もはやかわいらしさの微塵もない不気味さで、怖さのレベルも年々エスカレートしている。

その最たるものとして、ダラスに住むアーティスト、スティーブン・ノバックさんの自宅前のハロウィン・デコレーションが数年前に話題となった。血の噴水、ナイフの刺さった死体、バラバラに切断された肉体などを配置し、作り物とは言え殺人現場かと思うようなリアルさだった。2020年と2021年には恐怖を感じたご近所からの苦情で、警察が出動する事態になった。ダラス・オブザーバー紙によれば、ノバックさんは今年はやらないとしているが、本人のTikTokアカウントを見ると、今でも血の噴水などは作り続けているようだ。

不快極まりない! 買い物客から苦情

悪趣味な飾りは個人の家だけではなく、商店や公共の場でも見られるようになった。オーストラリアのニュースサイト、news.com.auによれば、ジュースのチェーン店、ブースト・ジュースの西オーストラリア州の店舗に、切断された血まみれの手足の飾りが登場。ハロウィンでもやりすぎだと苦情が続出したという。

飾りつけの画像はフェイスブックでシェアされ、投稿者は「人が通るところにこんな生々しいものを置くなんてぞっとする。切断された手足とハロウィンに何の関係があるのか」とコメントしていた。買い物客からは、「これじゃあ肉屋だ」「一線を越えている」「悪趣味」などのコメントがあった。

批判を受けて装飾は撤去され、豪ブースト・ジュースの総支配人は、怖くてぞっとするハロウィンはブランドのイメージに合わないと述べた。

子どもが後ずさり…見せられる側への配慮なし

英ニュースサイト、iに寄稿した著述家のアレグラ・チャップマン氏は、近年店舗や公共スペースのハロウィン・ディスプレイが明らかに恐ろしくなっているのは確かだとし、今ではいたるところに猟奇的で不穏な怪物がぶら下がっていると述べる。

インドア遊技場で、わが子が入口に吊るされた血まみれのフランケンシュタインを怖がり帰りたいと言い出したというチャップマン氏は、広く一般に開かれた場所でここまでの装飾が必要なのかと問う。また、飲食や買い物の際に、血糊やグロテスクな飾りを勝手に鼻先に突き付けられてはたまらないとし、子供や敏感な人への配慮は必要だという考えを示した。

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血だらけ! 殺人現場と見間違えるほどのノバックさんのハロウィン飾り。

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警察出動でニュースにも。

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もはやオカルト…死体のディスプレイ.

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オンラインで売られるハロウィン飾り。より血なまぐささを増している……。

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豪ジュース・チェーンのディスプレイ。