ロスフラワーを使い、クラフトジンを華やかに

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    SDGs NEWS

    SDGs とは「Sustainable Development Goals」の略で、17のゴールから構成される「誰ひとり取り残さない、持続可能な開発目標」。実践できる身近なSDGs のニュースを毎月お届けします。 

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    「ロスイズモア ジン」。バラやラベンダー、甘夏の花など全15種のボタニカルを使用(375㎖¥3,850)。

    花業界では以前からロスフラワーが問題となっている。一般社団法人フラワーライフ振興協議会によると、小売店が仕入れた花の30~40%が廃棄されており、国内での経済損失は年間1500億円にものぼる。そこで立ち上がったのが、アップサイクルコレクティブのロスイズモアと蒸留ベンチャーのエシカル・スピリッツ。志を同じくする2社と、問題意識をもっていた岩手県の生花店、田村フローリストが協力し、植物園や花屋にいるような華やかな香りのジンが完成した。使われているのは、母の日が終わると大量廃棄されてしまうカーネーションや、恒常的ロスが発生しているバラやユリなど。新たなジンの楽しみ方が花開いた。

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    カーネーション、バラ、ユリのロスフラワーを蒸留する。

    LOSS IS MORE(ロスイズモア)

    ロス材を減らす課題を抱える「LOSSパートナー」と、優れた技術をもつ「MOREパートナー」とをつなげ、廃棄素材などを用いた製品開発に取り組む。「ロスイズモア ジン」は、ロスイズモアとエシカル・スピリッツのオンラインショップで購入可。

    問い合わせ先/ロスイズモア
    https://lossismore.jp

    ※この記事はPen 2023年11月号より再編集した記事です。