文学、ファッション、音楽、映像……。それぞれ異なる分野で活躍する旬の表現者たちが、いまの気分を映したリアル・クローズを着る。Pen最新号、2023年秋冬ファッション特集『時代を超える服』より抜粋して掲載する。
Pen最新号は、2023年秋冬ファッション特集『時代を超える服』。新作でありながら、時代を超えた魅力を放ち、心をくすぐる服に注目し、さらに最新トレンドのクワイエット・ラグジュアリー、一歩先のジェンダーレススタイルまでを紹介。過去と現在、未来を行き来しながら、気になるファッションの“いま”を解き明かす。
2023年秋冬ファッション特集『時代を超える服』
Pen 2023年11月号 ¥990(税込)
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Jose Ando
Novelist
安堂ホセ
1994年、東京都生まれ。『ジャクソンひとり』で第59回文藝賞を受賞しデビュー、同作で芥川賞候補に。最新作は『迷彩色の男』。
Q1. ご自身にとってのリアルクローズとは?
普段はTシャツにプリーツ プリーズ イッセイ ミヤケのパンツという楽な組み合わせで、日によって色だけ変えています。
Q2. 「クリエイティブ」をどう捉えている?
表現すること全般。僕は小説家ですが、執筆だけではなく公の場で話したりSNSで発信したりすることもすべて含まれると思います。
Q3. この秋冬に買いたい・着たいアイテムは?
その時に好きなミュージシャンに影響されるタイプなので、今季はニュージーンズやケレラが着ているブランドを検索してみます。
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Reo Yoshioka
Fashion Buyer
吉岡レオ
1993年、東京都生まれ。2015年にユナイテッドアローズ入社。22年には「ユナイテッドアローズ&サンズ」のバイヤーに就任。
Q1. ご自身にとってのリアルクローズとは?
ライフスタイルに寄り添うものです。たとえば店頭に立つ時の格好もそのひとつ。一般的には衣装のようなものだと思うんですが、自分にとってはそれもリアルです。
Q2. 「クリエイティブ」をどう捉えている?
0から1をつくるだけではなく、既に完成されているものに付加価値をつけることも、いまならではのクリエイティブなのかなと思います。
Q3. この秋冬に買いたい・着たいアイテムは?
夏からずっとサルエルパンツが気分。ブランドはサルバム、ガンリュウ、ジュンヤ・ワタナベ。まわりに穿いてる人はいませんが(笑)
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Himi
Musician
ヒミ
1999年、東京都生まれ。最新作は2023年リリースの『たのしい夜』。俳優としても三宅唱監督の『ケイコ 目を澄ませて』などで好演。
Q1. ご自身にとってのリアルクローズとは?
高いとか安いとかは関係なく、友人にもらったものや、昔からもっていたものをずっと大切にすることで、それがリアルクローズになると感じています。
Q2. 「クリエイティブ」をどう捉えている?
自分のアイデアをもとに行動を起こすこと。音楽だったら、いいメロディや歌詞を思いついたらすぐに記録してみる。突発的に動くことが大切だと思います。
Q3. この秋冬に買いたい・着たいアイテムは?
服はもらってばかりであまり買わないんですが、マフラーは毎年買い足しています。デザインは格好いいよりもかわいいものが好み。
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Kento Yamada
Videographer
山田健人
1992年、東京都生まれ。大学時代から独学で映像を学び、 2015年
よりフリーとして活動。バンド、yahyelのメンバーとしても活躍中。
Q1. ご自身にとってのリアルクローズとは?
状況や場所によりすべてがリアルといえます。自分にとって唯一リアルじゃないのはショートパンツ。学生時代スポーツをやっていてふくらはぎが筋肉質なので(笑)
Q2. 「クリエイティブ」をどう捉えている?
単位があるもの。音楽なら1曲、映像なら1本。自分の中では、思考からかたちになり蓄積されていく段階で、それをクリエイティブと呼ぶようにしています。
Q3. この秋冬に買いたい・着たいアイテムは?
マリアーノのアイテムは常にチェックしています。あと、たくさんもっているのに着ていなかったセットアップに今度こそ挑戦したい。
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