堀江貴文が、著書『2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全』で10年後の未来予測を58のトピックで綴っている。
テクノロジーの進化はめざましく、特に生成AIの進化は顕著だ。人間の知能と同等、もしくはそれ以上になったと言えるだろう。この状況に、堀江は「この5年で『社会』の在り方は様変わりし、10年後には『人間』の定義も変わる。それを怖いととるか、楽しみととるか、まずは未来を知ることだ」と語る。
同書では、日本経済、資産形成、社会保障、老後問題、AI、メタバース、通信技術、エネルギー問題、ビジネス、働き方、産業、犯罪など、さまざまなトピックの10年後を堀江が予測。
人間とAIの境界線や、AIを駆使した犯罪抑止など、AIとの共生をテーマにしたものから、日本のゲーム産業、低軌道衛星による通信の革命など、いま世の中でなにが起こり、今後どうなりそうなのか、要点だけに絞って簡潔にまとめている。
さらに、満員電車の解決法、シニア特化型のマッチングアプリ、日本の高級フルーツの今後、日本の電力事業とテスラの関係性など、ユニークな発想も展開。雑学本としても楽しめる一冊に仕上がっている。
『2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全』
堀江貴文 著
徳間書店 ¥1,540
www.tokuma.jp/book/b628876.html