安藤忠雄が創造性を浮き彫りにする、ニューヨークのカール・ラガーフェルド大回顧展

NEW YORK ニューヨーク／アメリカ

5-3. PremieresdAtelier.jpg — 残されたデザインスケッチから服の細部へのこだわりや緻密な指示が理解できる。作品を具現化するアトリエスタッフとの活動もつぶさに紹介している。　photo © The Metropolitan Museum of Art

世界中のセレブが来場するモードの祭典「メットガラ」。今年はメトロポリタン美術館コスチューム・インスティチュートの『カール・ラガーフェルド：美しさの系譜』が話題になっている。

1950年代～2019年までの期間、ラガーフェルドがシャネル、フェンディ、クロエなどのメゾンでデザインした数々のコレクションとともに、スケッチやオブジェ、愛用品など200点以上を集めて展示。仕事の流儀に焦点を当てた内容には、その舞台裏も含まれている。デザインを具現化する裁縫スタッフやテキスタイル担当者のインタビュー映像は必見の出来。安藤忠雄による会場デザインとともにラガーフェルドの創造性を見事に表現している。