果たしてお味は…二度見必至の「ドリアンラーメン」がマレーシアや台湾で提供中

  • 文:青葉やまと
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海外でもファンの多い日本のラーメン。多くの店が研ぎ澄まされたスープや麵の味で勝負する中、衝撃的なビジュアルで話題をさらう商品が登場している。ドリアンの実をくり抜いて器として使った「ドリアンラーメン」だ。

同ラーメンは台湾・高雄のラーメン店「山禾堂拉面」が6月22日、20杯の数量限定で販売した。台湾の中国時報紙によると、発表と同時に話題を呼び、予約が殺到した。

ドリアンラーメンはトゲで覆われたドリアンの殻をそのまま器として使い、ドリアンの果肉とココナッツミルクを豚骨スープにブレンドしている。同紙によると「ドリアン好きにはたまらない、斬新な味わい」とのことだ。具材にはチャーシューや煮卵、キクラゲなど、通常のラーメンで見られるおなじみの食材も使われている。

ドリアンのさわやかな味わい

実際に店舗に赴いて食べ見たという現地のあるフードブロガーは、写真付きの記事を公開している。店舗のInstagramの宣材写真ほぼそのままの姿で実際に提供されているようだ。

味についてはもちもちとした麵の食感に満足できたほか、スープもドリアンが主張しすぎることがなく、フレッシュな味わいを楽しむことができたという。ただしフルーツの本来の風味は残るため、ドリアン自体がもともと好きでない人は試さないよう勧めている。

アジア向けフード・カルチャーサイトのライフスタイル・アジアは、ラーメンとドリアンの取り合わせに懐疑的だ。食材が引き立て合わない「シンデレラと邪悪な継母のような関係」であり、「シェイクスピアの悲劇のような一品」かもしれないと戦々恐々としている。

ただし同サイトは、既に地元の人々などが感想をネットに出しているが、味に関して悪い評判は聞こえてこないとも加えている。値段は一杯680~780台湾ドル(約3200〜3600円)の設定だ。

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既にマレーシアでも話題に

ドリアンラーメンは台湾版に先駆けて5月、マレーシアのクアラルンプール首都圏に位置するラーメン店「Menya Shi Shi Do」でも提供が始まった。こちらも台湾版と同じく、豚骨ベースのラーメンをドリアンの器で楽しむ一品となっている。

 英ファッション・ライフスタイル誌の『タトラー』アジア版によると、同店はこれまでにも独創的なメニューで驚きを仕掛けてきた。2021年にはスープが緑色をした抹茶ラーメンを発売しているほか、今年のバレンタインデーには板チョコとミントで彩るチョコレート・ラーメンを限定販売している。

ダイオウグソクムシを丸ごとトッピング

一方、台湾もユニークなラーメンの開発で負けていない。台湾のラーメン店「ザ・ラーメン・ボーイ」は、ダイオウグソクムシ(海生甲殻類の1種)を1匹まるごと麵の上にトッピングしたラーメンを5月に提供している。

店舗のInstagramによると「白身はロブスターやカニのような味がし、黄色い腺はカニ肉やカニ味噌に似た食感と風味があり、全体的に驚くほど甘い」という。新鮮なものを使用しているため、意識して嗅いでみても臭みはなく、新鮮な魚介類の匂いがするとのことだ。

一方、14本の脚を持つ大型の節足動物とあって、その見た目は人を選ぶかもしれない。同店は「我が家の妹は店に来るのが怖いと言っていた」と打ち明けている。

威風堂々のゴジラ・ラーメンも登場

台湾の人々は、風変わりなラーメンへの好奇心が旺盛なのだろうか。ほかの店舗からも、考えられないような奇抜なメニューが次々と生み出されている。

西部・斗六市のウィッチ・ヌードル・スープでは、通称「ゴジラ・クロコダイル・ラーメン」として知られるインパクト絶大のラーメンを販売。肉、ウズラの卵、輪切りのライムなどの具材とともに、器から飛び出すほどのサイズのワニの脚がそのまま乗せられている。

同じ台湾にある別の店舗「ユアン・ラーメン」からは、カエルを丸ごと乗せたフロッグ・ラーメンが話題をさらった。魚介ベースのスープの上に、カエルの姿煮とアサリをトッピングしたものだ。

どれも驚きのルックスではあるが、味は身構えるほどではないようだ。海外で不思議なラーメンに巡り会ったら話のタネに挑戦してみると、新しい発見があるかもしれない。

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ドリアンラーメン

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スープが緑色をした抹茶ラーメン

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板チョコとミントで彩るチョコレートラーメン

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ダイオウグソクムシを1匹まるごと麵の上にトッピングしたラーメン。

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