イギリスからオーストラリアまで2時間…宇宙経由でフライト時間を大幅短縮する、“サブオービタル飛行”とは?

  • 文:美矢川ゆき

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@Virgin Galactic – Instagram 

イギリスからオーストラリアまで、2時間足らずで移動できる日が近付いてきたかもしれない。現時点で、イギリスとオーストラリアの移動には、途中の乗り継ぎ時間を含むと24時間近くかかる。昨年、豪カンタス航空は、2025年にロンドンとシドニー間の直行便を開設すると発表した。それにより、所要時間が4時間短縮。20時間の飛行時間になることを明らかにしている。

しかし、もし宇宙を経由して世界中を飛び回る計画「サブオービタル飛行」が実現すると、イギリスとオーストラリアの飛行時間はわずか2時間ほどになる。サブオービタル飛行とは、高度100キロメートルほどの宇宙空間にしばらく滞在してから、再び地球の軌道に戻る飛行のことだ。そのため、通常の高度約1万メートルの飛行に比べ、飛行時間は20時間短縮するらしい。

この構想を実現するために、CAA英国民間航空局(Civil Aviation Authority)の航空専門家たちは、サブオービタル飛行の長距離移動に、乗客がどのように適応できるかを懸命に研究している。

英タイムズ紙 ️によると、CAA英国民間航空局は、ほとんどの人がサブオービタル宇宙飛行の重力に対処できることを発見したそうだ。「身体的な反応」を経験する人もいるが、「ほとんどの乗客にとって問題がない可能性が高い」と結論づけている。

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10年後、移動手段に革命が起きる!?

現在、サブオービタル飛行は限られた範囲のみだ。例えば、ヴァージン・ギャラクティック社は、1席35万ポンド(現在のレートで約6300万円)で宇宙へ向かう機会を顧客に提供している。6月下旬に初の商業飛行を実施予定だ。

CAA 英国民間航空局は、今後10年のうちにサブオービタル飛行は、手頃な価格の輸送手段になると考えている。CAAの宇宙飛行に関する医療担当のRyan Anderton博士は、イギリスからオーストラリアまで2時間で移動できるコンセプトは「決してファンタジーではない」と述べ、「10年以内に実現する」とした。

英Timeoutは、「このニュースはビーナス・エアロスペース社が発表した、ニューヨークから東京まで1時間で移動できる、高度17万フィート(51.8km)を飛ぶ極超音速ジェット機を開発する計画や、中国のスペース・トランスポーテーション(凌空天行)がニューヨークから上海まで2時間で乗客を運べるジェット機を作るという野心的な計画に続いて発表された」と伝えた。

SNS上では「え、2時間でイギリスからオーストラリアまで行けるの!?」という驚きの声が上がっている。

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@Kaya Brugess - Twitter 

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英ー豪間のフライト2時間を伝えるオーストラリアのニュース。 @7NEWS Australia - YouTube 

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英ー豪間のフライト2時間を伝えるオーストラリアのニュース @9 News Australia - YouTube