「宇宙人は100%、地球にいる」、スタンフォード大学教授が断言

  • 文:松丸さとみ

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宇宙人はかなり前から地球にいる

米スタンフォード大学の教授がこのほどニューヨークでイベントに登壇し、宇宙人が存在するか否かどころか、すでに何年も前から地球にいるとの考えを示した。司会者に、確信の度合いを聞かれ、躊躇なく「100%」と答えた。

地球外知的生命体がすでに地球にいるとの発言をしたのは、スタンフォード大学医学部のゲイリー・ノーラン教授だ。病理学が専門だが、UFO研究家としても知られている。

ノーラン教授は、ニューヨークで行われた起業家や投資家が集まるイベント「SALT iConnections」で、「ザ・ペンタゴン、地球外知的生命体、墜落したUFO」というタイトルのセッションに、モデレーターのアレックス・クローカス氏と対談する形で登壇した(ペンタゴンは国防総省の通称)。

クローカス氏が冒頭でノーラン教授に対し、「地球外知的生命体が地球に訪れたことはあると思いますか?」と質問したところ、教授は、「それよりも一歩踏み込めると思いますよ。単に訪れたことがあるだけでなく、地球には長いこといるし今もいると思います」と答えた。さらに、「みんなwow!シグナルを探しているけど、私たちはほぼ日常的にwow!シグナルを目にしています」と続けた。

wow!シグナルとは、1977年に観測された、宇宙から受信した謎の電波信号のこと。信号の出所は宇宙人説や彗星説などあるが、真相はいまだ判明していない。

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宇宙人はドローンや高度AIで地球を観察?

クローカス氏は、観客にとって、ノーラン教授の発言をにわかに信じるのは難しいかもしれないと指摘。そこで、実際に宇宙人がすでに地球にいるとする発言が事実である確率はどのくらいだと思うかと聞いたところ、ノーラン教授は躊躇することなく「100%」と即答した。

さらに、これは単に自分の個人的な意見というわけではないとして、アメリカ国防権限法(NDAA)に基づき立ち上げられた全領域異常解決局(AARO)に触れた。同局は、未確認航空現象(UAP)を調査するために、2022年7月に設立された機関だ(アメリカの政府系機関では近年、従来からの未確認飛行物体=UFOという言い方をUAPに変更している)。

ノーラン教授はまた、NDAAに基づき、連邦議会に極秘で告発できる内部告発者プログラムが作られたことにも触れ、「直近ではちょうど先週末(内部告発が)あり、政府内ではかなりの騒ぎになったばかりだ」と明かした。

クローカス氏に、「なぜ地球外知的生命体がすでに地球にいると言えるのか、その証拠は何ですか?」と聞かれたノーラン教授は、「政府が何をしているか見ればいい」として、前述のNDAAを挙げた。さらに個人的な経験として、墜落した航空物体に対するリバースエンジニアリング・プログラムに携わっている人たちを知っているから、と加えた。

「地球外知的生命体がすでに地球に長いこといる」と聞くと、宇宙人が実際に地球で生活している姿を想像してしまうが、ノーラン教授によると、そういう話ではない。高度な知的生命体は自らが物理的に実際に地球に来る危険は冒さず、ドローンや高度AIなど、何かしら仲介となるものを地球に送り込み、人類を観察したり、文化に影響を及ぼしたりしているとノーラン教授は考えているという。教授が関心を向けているのは、そうした生命体が使っている高度な技術を人類がどう活用するかだとしている。

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@tuckystrike New footage of a UFO just got released from Pentagon, this is still an active case. #foryou #fyp #ufo #aliens ♬ Paris - Else
CNNの報道(2023年4月に行われたアメリカ連邦議会の上院公聴会で公開されたUAPの映像。軍用ドローンで2022年に撮影されたもので、現在AAROが分析を進めている)。

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