日本庭園でのホタル観賞&ビュッフェディナー、ホテル椿山荘東京の贅沢すぎる一夜

  • 写真・文:一史

Share:

_DSC6480-強化-NR.jpg

あ〜本当にいい一日でした!
午後からずっとテンション上がりっぱなし。
そのまま夜まで。

5月23日(火)午後のざっくりスケジュールは以下。

劇団四季の本社にて打ち合わせ→マーガレット ハウエル23-24年秋冬内覧会→ステディスタディ(PRオフィス)取り扱いブランド内覧会→ホテル椿山荘東京にてイベントお披露目ディナー

どこに行っても創造性に溢れてる密度の濃さ。
「劇団四季って!?」の件はいつかお話するとして、今回の主役は夜の、
ホテル椿山荘東京「ほたるの夕べ ディナービュッフェ」

5月19日(金)より開催中の開業70周年記念イベントです。
訪れた23日はメディア関係者に限定したクローズドでした。
ホテル椿山荘東京の日本庭園は、夜に散策すると東京にいることを忘れてしまうほどの広大さ。
森です。
山にいるみたい。
そこに夏の風物詩のホタル観賞が加わり、特別ディナーもセットとのこと。
都内でホタルが見られるなんて!

ホタルは庭園内と自社施設で飼育した幼虫を沢に放流して羽化させたもの。
毎年恒例のイベントです。
成虫を買い付けて庭に放すのではなく、庭園環境での循環を目標に研究されてます。
地元の小学生と一緒に放流会をしたり、地域性があるのが椿山荘のステキなところ。
外資系でないニッポン発ホテルらしい“スタイル”があるんです。

---fadeinPager---

_DSC6389.jpg

それではまずはビュッフェ形式のディナーから。

●ポイントその1。
和食、洋食、中華のどれも高級感のある凝った味。
●ポイントその2。
種類がとても多い(全部制覇はまず無理)。
●ポイントその3。
スタッフも推す注目メニュー4選は、
本マグロ寿司、中華担当シェフ手包みしゅうまい、ナスの鴨炊き、かぼちゃのプリン。
※正規名称ではありません。

_DSC6263.jpg

ライブキッチンのローストビーフも見逃せない料理。

---fadeinPager---

_DSC6424.jpg

_DSC6318.jpg

ひつまぶしも、うなぎがまろやかで美味かったなぁ。
ミニサイズなのがいいんですよね。
このビュッフェは小鉢が多く、ちょこちょことたくさんの種類を食べたい大人趣味にぴったり。

---fadeinPager---

_DSC6435.jpg

極上。
説明看板に偽りなし!
ナスのクセが一切なく出汁が染み込んだ味。
ホテルのファンにはお馴染みの定番料理だそうです。
これは食べとかないとっ。

---fadeinPager---

_DSC6344.jpg

お一人様一点限りの「本鮪 握り寿司二種 食べ比べ(中トロ・赤身)」。
みんな大好き寿司の白眉です。

_DSC6351.jpg

意外なセレクトがこの「中国料理調理長 川嶋特製 手包み焼売と点心のセイロ蒸し」。
スタッフさんいわく、
「社内の人間が行列する味」
セイロの木の香りが漂う弾力のあるシュウマイは確かに美味しい!
ビュッフェではセイロごと配られ、味わいのある点心もセット。
中華が少ないうえに種類が多いビュッフェですから、スルーしがちかもしれませんが要チェックです。

_DSC6400.jpg

寿司は食べ放題のこちらもあり。

---fadeinPager---

_DSC6304.jpg

繊細な和食の小鉢が並ぶ一角も。

続いて、わたしのピックアップ皿の一部をお見せしましょう。
報道関係者としてのお招きですから、できるだけ多くの種類にトライしました。

_DSC6360.jpg

奥から、あわびとホタテの酒蒸し、ウナギひつまぶし、カジキの生ハム豆腐包み、そら豆のあえもの、カツオのとろろ掛け。
※正規名称ではありません。

---fadeinPager---_DSC6415.jpg

色彩センスゼロな(泣)低糖質タンパク質プレート。
左上から時計回りに、白味噌つきチキンとパスタ、ブイヤベースの魚、貝の小柱とエビ、スモークサーモン、ビーフシチュー。
※正規名称ではありません

---fadeinPager---

_DSC6452.jpg

スイーツプレート。
左から時計回りに、カボチャのプリン、出来立てシュークリーム、椿茶プリン。
※正規名称です。

カボチャのプリンもホテル椿山荘東京のアイコンスイーツなのですが、現在はこのビュッフェディナーでしか食べられないそう。
プリンと呼ぶより濃いカボチャペーストの上にキャラメルクリームが掛かり、トッピングのピスタチオがアクセント。
シンプルで奥深い!
椿茶プリンの上部の緑色は抹茶ソース。
これも軽い苦味があって美味かったっ。
(ふだんは料理よりスイーツにテンションが上る人間)

_DSC6449.jpg

シュークリームはこの日にいらっしゃったホテル椿山荘東京パティシエの高木さんが自らその場でクリームを注入してくださいました。
いつもありがとうございます!

---fadeinPager---

さてお腹が大満足のところで(皆さんは逆にお腹減りましたよね、すみません……)、庭に出てホタル観賞を。
「ピーク時で一日500〜600匹が出現」とのことで、「見下ろす沢もあり傾斜も多い大庭園にしては少なそう」と予感してました。

その結果は、

_DSC6576-強化-NR.jpg

中央部にちっちゃな緑の点が3個ほどあるのわかります?
これがホタルです。
小橋から沢(小川)を見下ろし、カメラのズームアップで撮った様子。

_DSC6601-強化-NR.jpg

ケージに入ったホタルも。
時間は夕方?
いえいえ現場は夜8時ごろの真っ暗さで、撮った写真をデジタルで明るく処理しました。
実際は「ケージがあるのかな?」とぼんやり判別できる程度の闇。
ホタルは緑の点で遠目になんとなく見えてました。

この記事トップのホタル写真は、庭園内の「ビオトープ(生息空間)」と呼ばれる水槽状のケージを手持ちカメラのズームアップで撮ったもの。
闇状態の写真をレタッチしたら、なんとかネイチャー写真に仕上がりましたね w
(さすがプロだぜ。←自画自賛)
「ホタルの頭って赤いのか」と写真見て初めて気づきましたが。

ちなみにホタルが光るのは、互いを認識する繁殖行動のためのもの。
近くに強い光があると彼らの知覚に支障をきたすようです。
液晶画面が光るスマホで撮るのは本来はNG。
自動ストロボやAF補助光を光らせて撮ってる人がいました。
スマホを使い慣れない中高年層に多かった印象です。

庭の散策はホテル利用者に限られ(宿泊せず食事のみでもOK)、庭園入場券「大人(中学生以上 )¥2,000、小学生¥1,000)」も販売中。
ただ正直、ホタルだけを目的にした庭園入場はお薦めしないです。
ホテル椿山荘東京には申し訳ない意見ですが。
「ホタルもあるよ」くらいのオプション的考えで夜の庭を訪れると幸せになれます。
自然界では水のきれいな奥まった山の清流でしか生息できないホタルに出会える体験は心地いい感傷を呼び起こします。
でも期待値が高いと残念感が出るかもです。

_DSC6630-強化-NR.jpg

9月18日(月・祝)まで通路に、竹ぼんぼり、竹まりが並ぶ仕掛けもある現在。
ミスト噴射で霧をつくりだす恒常イベント「大雲海」と竹オブジェが絡むと、最高に幻想的な空間に。

_DSC6612-強化-NR.jpg

7月2日(日)までの特別ディナーの詳しいインフォは、こちらの直リンクより。↓
イベントプラン ほたるの夕べ ディナービュッフェ
土日はほぼ満席で平日がお薦めだそうです。

上記のサイトはメニュー情報が少ないですが、トップ写真をスライドさせてよく見ると全種類網羅されてる……?
アルコールを含むドリンクも飲み放題。
料理の各写真&解説つきpdfを客がダウンロードできたら、行く前にもっと興味が湧きそう。
料理人がどのような思いでつくったか知りたくなるほど、ひとつひとつに物語のあるディナーなんです。

All photos&text©KAZUSHI

KAZUSHI instagram
www.instagram.com/kazushikazu/?hl=ja

---fadeinPager---

【画像】日本庭園でのホタル観賞とビュッフェディナー!ホテル椿山荘東京の贅沢すぎる一夜

_DSC6480-強化-NR.jpg

---fadeinPager---

_DSC6389.jpg

---fadeinPager---

_DSC6263.jpg

---fadeinPager---

_DSC6424.jpg

---fadeinPager---

_DSC6318.jpg

---fadeinPager---

_DSC6435.jpg

---fadeinPager---

_DSC6344.jpg

---fadeinPager---

_DSC6351.jpg

---fadeinPager---

_DSC6400.jpg

---fadeinPager---

_DSC6304.jpg

---fadeinPager---

_DSC6360.jpg

---fadeinPager---_DSC6415.jpg

---fadeinPager---

_DSC6452.jpg

---fadeinPager---

_DSC6449.jpg

---fadeinPager---

_DSC6576-強化-NR.jpg

---fadeinPager---

_DSC6601-強化-NR.jpg

---fadeinPager---

_DSC6630-強化-NR.jpg

---fadeinPager---

_DSC6612-強化-NR.jpg

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。