「バッファーローを放し飼いに…」ラッパーが飼育する大型ペットが地域住民を脅かす

  • 文:中川真知子

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民家の前に現れたバッファローたち。美味しそうに草を食べる

とある有名ラッパーが飼育する大型のペットが住宅街を散策し、住民を脅かしたと話題になっている。

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広大な敷地でバッファローを飼育するラッパー

バッファロー(水牛ではなくアメリカバイソンの別名)を放し飼いにしたのは、ラッパーのリック・ロス。ロスは米ジョージア州のフェイエットビルに所有する広大な敷地に「Promise Land(約束の地)」と名付けた個人所有の動物園を作り、馬や牛を飼育している。バッファローたちは、去年、ロスのビジネスパートナーである洋服ブランドからプレゼントされたそうだ。

保安官事務所は地域住民に対して「彼らは大抵おとなしいのですが、予測不可能で攻撃的になる可能性があります」と距離を置くように伝えた。

住民を驚かせたことについてロスはどう感じているのだろうか。Instagramのストーリーにこんなメッセージを寄せている。

「野良を見つけても返すようにしている。自分のペットには首輪をしてほしい。自分のはしていないが、ここら辺の人たちは私のペットだと知っているだろう。私のバッファローをみかけたらニンジンやリンゴを与えてやってほしい。彼らはおとなしくて優しい。彼らを無事に「Promise Land」に戻してくれて感謝しているよ」

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過去にはライオンを飼おうとしたことも

昨年、ロスはセネガルから4頭のライオンを購入して「Promise Land」に加えようとしていた。セネガルで撮影したライオンたちの紹介動画と、ライオンの飼育員を募集する動画をアップし、メディアも盛大に報じたが、どうやらまだライオンは「Promise Land」に来ていないようだ。

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アメリカで大型ペットは飼育できるのか

州によって規定は異なるが、バッファローは多くの州で届出がなくても飼育できるようだ。

また、ロスが購入しようとしていたライオンだが、サウスカロライナ州ではペットとしての飼育は禁止されているが他州ではその限りではないらしい。だが、2020年に大きな話題を呼んだNetflixオリジナルドキュメンタリー『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』が配信されたのをきっかけに、アメリカでは大型ネコ科動物の快適な生活を見直す動きが見られ、2022年には米国内における大型ネコ科動物の個人所有を制限する法案が上院で全会一致で可決された。今現在飼育しているオーナーは、一般市民と接触させず、合衆国魚類野生生物局に登録することで継続的な飼育が許可される。

アメリカに限らず、大型の動物に魅了され、共に暮らしたいと考える人は少なくない。しかし、飼育に適した環境を作ることは容易ではなく、悲惨な最期を迎える大型ペットも多い。先日もギリシャの動物園のゴミ捨て場に生後3ヶ月ほどのホワイトタイガーが捨てられていて話題になった。健康状態が悪く、野生動物の違法取引の犠牲になったのだろうと考えられている。

リック・ロスが飼っているバッファローたちは、飼い主にとっては安全で可愛いペットだろう。だが、地域住民にとって恐怖の対象になる可能性に考えが及ばなかったり、飼い主としての責任を問われても煙に巻くような発言をしたりしているようであれば、オーナーとしての適性が疑われても仕方がないだろう。

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【動画】「バッファーローを放し飼いに…」ラッパーが飼育する大型ペットが地域住民を脅かす




民家の前に現れたバッファローたち。美味しそうに草を食べる

とある有名ラッパーが飼育する大型のペットが住宅街を散策し、住民を脅かしたと話題になっている。

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広大な敷地でバッファローを飼育するラッパー

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過去にはライオンを飼おうとしたことも

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